違った道の隻眼女4【坂田銀時】

第189話 ページ44

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武市「なるほど.......｡」






万斉「.............」







幹部の集う一室にまた子不在で話を進める






武市「A殿はどう言ったご考えで？」





貴「このままいく」





万斉「正気か」





貴「幕府の獄に近づくって事は

幕府の首にも近づく。



春雨利用して中央に近づけりゃあ簡単に崩せるだろ」






武市「.......ですが先に春雨に裏切られたとあっては

元も子もありません。



我々鬼兵隊を春雨に利用させ、仮を作らせましょう」







貴「中央と密約.......｡


密約ってなァ世間に知られるわけにはいくまいよ」







万斉「情報を人質に脅すのか」






貴「利用させるっつったろ」







武市「世間の目を欺くには

周りの警備を固める必要がありますねぇ


それを鬼兵隊が引き受けると？」







貴「.......逆だ｡



幕府の忠犬を引き剥がす」







万斉「つまり、やつらの相手をしろと」






貴「.......鬼兵隊が餌になるのは癪だ


いいとこに餌にふさわしい男がいる。

だが立場が不安定な野郎でな。この機にお払い箱だ

そいつを利用して犬と共に葬れ」






武市「一石二鳥、いや、三鳥ですか｡」






貴「武市｡すぐ手配に回れ｡春雨にもこの事を伝えろ」






武市「分かりました」







貴「万斉、また子の隊を餌の手助けに回らせる｡

お前は＿＿＿＿＿＿＿＿」






万斉「てっきりその役は拙者だと思ったのだが」






貴「.............お前は私のそばにいろ」







万斉「A、」







貴「.............いいから...」

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