第186話 ページ41
・
貴「.............」
・
来島「
暗闇の中、月を見ながらお酒を呑む背中にため息をつく
万斉「白夜叉達を前にして取り乱したらしいな」
武市「取り乱したというより珍しく余裕がなさそうでした
余程興奮していたのかあの時のA殿は.......」
来島「あんなA様は初めて見たっス......
ここ前の白夜叉の話だって.......」
万斉「それほどAには苦しいものなのであろう
拙者も白夜叉と何があったかまでは知らぬが
きっとAの機嫌を損ねる一番の理由にござる
もう白夜叉の話はよそう」
来島「A様.............」
武市「酒を取り上げてくる」
そういいA様の元へ向かった万斉先輩を見て思いつく
来島「武市先輩!」
武市「だいたい予想はつきますぅ
万斉殿とA殿を結ばせよう、でしょ?」
来島「さすがっス先輩!」
武市「万斉殿はいいとして.......」
貴「返せ」
万斉「もう充分でござろう
ザルの主は言わんとやめぬ」
貴「あァ?今煙管吸ってねェだろうが」
万斉「そういう問題では無い」
武市「A殿は骨が折れそうですよ」
来島「大丈夫っス。絶対A様は幸せにするっス
あの人はもう充分頑張ったっスよ.......」
武市「.......そうですね」
・
貴「なんだお前ら中入らねェのか」
武市「お休みになられますか」
貴「いや、私は.......」
万斉「寝ろ」
貴「あァ.......今から寝るところだ」
来島「A様って万斉先輩には弱いっスね」
貴「大体な、万斉は.......」
万斉「主にだけは言われたくないものだ」
武市「まぁまぁ」
紫の色の長いまつ毛が濡れている
それでもこの人は笑顔で私達の所に来てくれた
貴「行くぞ」
来島「はい!」
万斉「まだ話は終わっておらぬ」
武市「相変わらずリモですか?」
どんな顔が似合うかなんて分からないくらい
不思議な雰囲気に包まれたひとだけど
すくなくとも
月を見てる時の顔じゃないのは確かで。
来島「.......」
万斉「.......」
武市「.......」
今日も私達は偉大な背中について行く
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赤砂晋助.(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみませんありがとうございます(●´▽`●) (2019年3月30日 3時) (レス) id: f23487b2b0 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 176話が177話になってますよ。 (2019年3月30日 2時) (レス) id: d836fbb346 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - くじら雲懐かしいw (2019年3月26日 9時) (レス) id: d836fbb346 (このIDを非表示/違反報告)
Night(プロフ) - 赤砂さんの作る内容メッチャ好きです!!これからも頑張って下さい!! (2019年3月19日 6時) (レス) id: a39d20f6cd (このIDを非表示/違反報告)
麦ちゃん - いつも楽しみに読んでおります。続編おめでとうございます。これからも頑張ってください。応援しております! (2019年3月19日 5時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤砂晋助. | 作成日時:2019年3月19日 1時