違った道の隻眼女4【坂田銀時】

第174話 ページ29

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貴「.............」







早くも船内に保管された大量の刀





淡い紅を帯びる刀は月明かりに照らせばさらに美を帯びる







貴「酔狂な話じゃねェか....



大砲ブッぱなしてドンパチやる時代に

こんな刀つくるたァ」






隣の影に嘲笑えばただでさえ響く工場に




そいつのでかい声が闇をさく







村田「そいつで幕府を転覆するなどと

大法螺吹く貴殿も充分酔狂だと思うがな！」





貴「法螺を実現してみせる法螺吹きが英傑と呼ばれるのさ


私はできねェ法螺はふかねェ




しかし流石は稀代の刀工

村田仁鉄が一人息子.......


鳶が鷹を生むとは聞いたことがあるが

鷹が龍を産んだか」






村田「貴殿らが何を企んでるかなどに興味はない！


刀匠はただ斬れる刀をつくるのみ！


私に言えることはただ一つ.......



紅桜に斬れないものはない！！」

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