違った道の隻眼女4【坂田銀時】

第148話 ページ3

・




編笠を深く被り夜道を歩く







貴「.............」






点々と転がる屍の先





「ぐはっ.......」





「.............」






貴「.......満足か」






「.......あらあら｡こんな夜更けに遊び歩いちゃ辻斬りに会っちまうよ」






屍を捨て落とし斬りかかって来た刀を受け止める






「.......っ」





貴「どうした」





「アンタ.......何者だ」





貴「さァ.......」





「眩しい.......」





盲目.......｡ってことは





貴「岡田似蔵か」






岡田「分かったならアンタの名前も教えてくれないかい


只者じゃないねぇ」







そう言い刀をしまった岡田







「ま.......まさかだとは思うが

.......高杉Aかい」






貴「そりゃ私の名だな」






「っ.......」






貴「何びびってんだ

安心しな｡辻斬りなんぞ斬ったって面白かねェ」






「.......あの高杉が俺に何の用だい」






貴「用なんて大したものはねェが.......


そんな小さいもん壊すより

どうだい｡一緒に｡



この世界をぶっ壊さねェか？」

第149話→←第147話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す