違った道の隻眼女4【坂田銀時】

第162話 ページ17

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「何も護れず失った」






その言葉に私の中で何かが切れる音がした







来島「万斉先輩！！」





武市「どうしたのですかA殿！！」







吹っ飛び、机や椅子を巻き込んで倒れた万斉を起こしに駆け寄ったまた子と




万斉を殴り飛ばした私に戸惑い、怯えながらも横に来た武市に構わず




口元の血を拭いながら身体を起こす万斉に怒鳴る






貴「言動には気をつけろと言ったはずだ！

てめェに私の何が分かる」






万斉「あぁ...知らぬ。


主が何も教えてくれぬからな」






貴「何が言いてェんだてめェ.......」







そう言い刀を抜く







武市「落ち着いてくださいA殿！！」





来島「やめてください！！」







貴「どけ武市、また子」





万斉「この人斬り万斉と一手死合うか」





来島「万斉先輩！！」






万斉「どいていろまた子」





武市「正気ですかお二人共！！


あなた方の力をよく考えてください！

どちらもただではすみませんよ！！」







貴「てめェら失せろ」




万斉「心配入り申さぬ｡


すまぬが出て行ってもらえぬか」






武市「しかし...！！」



来島「A様.............っ」






万斉「分かるだろう


今のAはただの獣だ。

これを止めるだけでござる」







来島「っ、」





武市「また子さん.....行きましょう」

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