貞操2 ページ2
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『 朝から男と接吻なんて嫌な話だなぁ全く 』
ゴシゴシと唇を拭っていると、上から気付いてくれと言わんばかりの熱烈な視線がする。
·····もうあの人しかいないやん、俺やだよあの人!
『 ···伊黒さん何してるんですか 』
「 俺に気付くとはな。やはりこれは何らかによって通じ合っているのかもしれない。そうだ、きっとそうだ。 」
『 そうじゃないです。一人で解決するのやめてもらえますか 』
「 お前、朝から冨岡の奴に接吻されていたな。安心しろ、奴は俺が八つ裂きにしておく 」
『 その発言が安心できないんですけど 』
どこで知ったんだろう。怖いな。
いつものようにねちっこい伊黒さんを上手く交わしていると目の前から蜜璃さんが来た。
さぁ伊黒さん、蜜璃さんの方に行ってくださいな!
「 クッッ、目の前から甘露寺も来るなんて···
俺はどっちにすればいいと言うのだ、どうしてこんなにも難しい選択を与えるんだ 」
『 早くあっち行けよ 』
···もういいですよここに居なくて。
頼むからあっち行けよ。
「 ·····仕方ない、本当はゆっくり茶でも飲みながら渡したかったが、
これをやる 」
『 ···これは? 』
渡されたのは藍色の小さな箱。
開けてみるとなんとビックリ指輪が入っていやがった。結婚はしないぞ、ふざけんな。
「 Aに似合うと思った、嬉しいだろ 」
『 ·····ハイ、トテモウレシイデス 』
俺がそう言うと、満足そうに微笑んでから蜜璃さんの方に行った。
『 ·····笑うとカッコイイのすごいムカつくな 』
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___伊黒小芭内 (21)
Aと甘露寺に全てを捧げた男。
普段はネチネチしておりそれはそれはネチネチしためんどくさ、···こほん消してめんどくさくは無い男。
付き合ってもいないのによくAや甘露寺にプレゼントを渡す。
___甘露寺蜜璃 (19)
Aを見る度に胸がキュンキュンしてしまう乙女。
鬼殺隊に入った理由を真剣に聞いてくれたAを心から信頼しており、Aもそんな甘露寺を心の底から信頼している。所謂、相思相愛。
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フェイル・ローズアロー(プロフ) - いや小説も現実も最高!そのうち口にもされるかも、、、 (2022年5月17日 20時) (レス) id: 9c417775fd (このIDを非表示/違反報告)
つかさ - ちょいちょい銀魂ネタ入ってるのすこです、、! (2020年9月13日 14時) (レス) id: 323673c0ba (このIDを非表示/違反報告)
ぎゆみかん - rさん、それアンチコメじゃないですか? (ちがかったらごめなさい) (2020年9月2日 4時) (レス) id: 8ebef6a95a (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - 幼馴染…やまあいくん様((は譲らんぞ(刺される) (2020年7月29日 19時) (レス) id: e0b0a3b941 (このIDを非表示/違反報告)
オタクだお☆(プロフ) - 幼馴染みを意識・・・・・・・ (2020年5月27日 16時) (レス) id: 77b3c978a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまあいくん | 作成日時:2019年11月16日 10時