五条家の守り人 参

第112話 約束 ページ25

Aside

主｢もしも…｣

伊｢Aさん！！今どこに！？｣

主｢っ！？｣

み、耳が…！！

主｢い、伊地知さん、落ち着いて(汗)｣

伊｢いいから、今どこですか！？｣

こんなに大きな声出すなんて珍しい

心配かけちゃったかな…

主｢…捜査対象・吉野順平の家です｣

伊｢い、家？！なんで…｣

主｢えっと…｣

伊地知さんに、これまでの経緯を話した

伊｢捜査対象者の家に行くなんて…どうしてそんな無茶なことを…｣

主｢すみません…｣

伊｢今から迎えに行きますので、準備されて待っててください｣

主｢はい｣

伊｢では｣


ーガチャ


主｢楽しい時間も終わり…か｣




虎｢A、伊地知さんなんて？｣

主｢今から迎えに来るって｣

虎｢え、マジ？｣

主｢マジ｣

虎｢仕方ないかー。ごめん順平、俺たち帰らなきゃ｣

吉｢そうなの？｣

主｢はい。お母さんに、ご馳走様でしたとお伝えください｣

吉｢うん…｣

なんかしょんぼりしているな…

虎｢…順平｣

吉｢何？｣

虎｢また来るからよ！その時、映画観ような！！｣

吉｢！！ うん！！｣

よかった

すごく嬉しそう

虎｢Aも行くよな！｣

主｢うん。そうしたら、伏黒くんと野薔薇も連れてこないとね｣

虎｢お、いいね！｣

吉｢ふしぐろくん？のばら？｣

主｢私達の同級生なんです。とてもいい人達ですよ｣

吉｢へぇー｣

虎｢俺らが保証するから！｣

吉｢会うの楽しみにしているね｣

虎｢おう！じゃあ、またな！｣

主｢お邪魔しました｣

吉｢またね｣

そう約束をして、私達は順平くんの家を後にした

まさか、あんなことが起きるなんて…

この時は、1ミリも思わなかった＿＿＿＿

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