五条家の守り人 弐

第75話 信じている ページ32

Aside

漏「楽しくなってきた…か。危機感の欠如だな」

悟「わざわざ人のいない所で…いや、他の術師の加勢を避けたのかな？」

漏「“火礫蟲”」

狙いは悟くん

昔から狙われることが多かったって兄様が言っていたし、私が守り人になってからもそうだった



＿＿＿＿絶対に私が守ってみせる




主「召喚“呪槍”」


ーボンッ


無下限呪術を維持しながらどこまで呪力流々術が使えるか…

実験だ！！

主「“呪力流々術”」


ーブーン


主「はあ！！」


ーバキッ


主「っ…」

やっぱり維持しながらは難しい…！


ーガンッ






漏「あの小娘…意外とできるな」

主「…(睨)」ギロッ

漏「っ！白い髪に青い瞳…アイツが言ってた五条Aか？！」

アイツ…？

誰か私のことを知っている？

いや、今は目の前の戦いに集中しろ！


ーボコッ


漏「くっ…だがっ！」


ーギュン


主「！？」


しまった！

何匹か悟くんの方に＿＿＿＿






ービタビタビタビタ


主「さすが…」

虫を無下限呪術で止めた

私とは違い、余裕な表情をしている

悟「これ、当たるとどうなんの？」つんっ

主「ちょっ…何触って…！」

虫「イｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！」

主「っ…」

何この音！

すごく耳が痛い！！

それに虫の呪力が急に高まって＿＿＿＿


ーカッ


ーボンッ


ザッ


悟「音と爆発の2段構え」

主「器用だね…耳が痛い」

悟「大丈夫？」

主「大丈…！！悟くん！！」


ーゴウッ


漏「まだまだ」ドッ


ーバウッ


火山頭が悟くんに至近距離で攻撃してきた

それにしてもすごい火力

熱い


漏「…こんなものか。蓋を開けてみれば弱者による過大評価。今の人間はやはり紛い物。真実に生きておらん…万事醜悪、反吐が出る。本物の強さ、真実は死をもって広めるとしよう。…さて、次は貴様だ！五条A！！」

主「…」

漏「どうした？五条悟が死んで悲しいか？」

死んだ…？

主「…フフフ(笑)」

漏「…何がおかしい」

主「私の主はそんなヤワじゃないよ？それは私が1番よく知っている。悟くんは、その程度の呪力では死なないし、傷も付かない」

漏「何を＿＿＿＿」







悟「さすが僕の守り人。よくわかってるねーA♪」

主「はい。よく知っていますよ」ニコ




幼い頃からずっと悟くんの側で見てきたんだ

これぐらいでは死なないって私は信じている

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