五条家の守り人 弐

第71話 呪具の持ち運び ページ28

Aside

今は訓練の休憩中

他愛ない話をして、今の話題は呪具の持ち運びについて

パ「呪具の持ち運びかぁ」

伏「得物で近接を補うのは賛成ですけど、術式上、両手はパッと空けられるようにしたいんです」

確かに

伏黒くんの術式だと、ロスがないようにしたいよね

伏「禪院先輩は2つ以上持ち歩くこととかザラですよね？どうしてるんですか？」

真希「パンダに持たせてる」

伏「…」

パンダ先輩、優しいなぁ

パ「Aは召喚だっけ？」

主「はい。私達五条家分家は自分の呪力を操作して近接戦闘をすることが主なので、呪具等の召喚術を使います」

伏「それって、誰でも使えるのか？」

主「どうだろう…私が教わった召喚術は分家独自のものらしくて…先生たち宗家の人達は使えないらしいから…」

伏「俺も無理そうだな」

うう…申し訳ない(泣)

パ「物を出し入れできる呪霊を飼ってる術師とかもいるよな」

真希「それは無理だろ。レアだし。飼い慣らすのに時間もかかる」

伏「…」

何かないかな…

伏黒くんは影を使う…

影…？

主「そうだ！」バッ

伏「どうした、いきなり立ち上がって…」

主「影だよ！」

伏「は？影？」

主「うん！」

伏「…」

伏黒くんは自分の影に手を伸ばす


ートプッ


伏「！」

影の中に指先が入った！

狗「ツナツナ」

真希「あ？なんだよ」

伏「先輩、なんとかなりそうです」

伏黒くんが笑ってる

よほど嬉しかったんだろうな

伏「A、ありがとう」

主「どういたしまして！」

力になれてよかったー！

真希「さて、休憩終わり！恵の呪具の持ち運び、早速練習しようか」

伏「はい！」

真希「A、お前ももう一本付き合え」

主「はい！」









〜オマケ〜

パ「…なぁ、これ何本目？」

伏「20本目ですね」

パ「あの2人の体力なんなの？」

狗「すじこ…」

伏「…」

何度も手合わせをする2人に引く男子であった



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主人公の召喚術についてです！

呪具などの武器を召喚できる術

刀、槍、銃…などその時の戦況に合わせ、想像することで手元に召喚できる

発動条件は、手の平に血をつけて両手を合わせることで出てくる

五条家分家が代々独自で継承してきた術で、五条家宗家も使えない特別な召喚術









…大体こんな感じです

変わることもあるかもしれません…

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