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17 -Seungri- ページ17
ガサガサ…。
…ん？誰だろ？
軽く伸びをして周りを見回すとAがいなかった。
Aが起きたのかー。
ふと昨日を思い出す。
俺のファンだと言ってくれたA。
今までも俺のファンという子にはたくさん会ってきたけれど、Aは何かが違うんだよなぁ。
系統とかそういうのじゃなくて、うーん。
説明出来ないけど何か違う。
モヤモヤするというか…。
そんなことを考えていると、洗面所の方からすすり泣く声が聞こえた。
覗くとAが泣いていた。
まだ心が不安定な状態なんだろうなと思った。
俺はAを後ろから抱きしめた。
何となくそうしたかったんだ。
「何かあったら俺に言ってね。これからは俺がついてるから。」
そう言って、Aが落ち着くまでしばらくその状態でいた。
Aはずっとありがとうとごめんをくり返し言っていた。
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作者名：みらゐ | 作成日時：2017年3月28日 3時
