脆くて甘くて苦くて

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そんなところに




渡辺「 えっ！？！？ Aお前そんな水着持ってたの？ 」


向井「 ほんまやんー！めっちゃ似合ってる！！ 」


真昼「 さすがA 」


目黒「 …………………待って、まじでかわいい 」





合流した私たち以外の4人。

自然とふっかと私の間に入った蓮くんはもう一度全身を見てから、





目黒「 まじ、かわいいよAちゃん 」





目を合わせられてそんな事を言うもんだから、





向井「 あ、Aちゃん顔真っ赤や！(笑)」


真昼「 ええなに〜〜イチャイチャしないで二人 」


渡辺「 めめ口から手離れねーもん(笑)」


目黒「 そのTシャツ脱いだらダメだよ？
いやまあ脱がなくても危ないんだけど 」





なんて言う蓮くんはいつもよりも動揺してる？？
チラッとふっかの方を見るともうその辺にいる水着のお姉さんを見ていて、私の水着には勿論のこと興味ないよね、って勝手に傷つく。





渡辺「 俺らスライダー行くけど真昼ちゃんとA行く？ 」


真昼「 私たち場所取りしとくから行ってきて〜 」


深澤「 変な男に捕まらないようにしろよ？(笑)」


「 ふっかみたいな人には気をつけるね 」


深澤「 おい！(笑)」


向井「 じゃあ行ってきまーす！」





なんてはしゃぐ20代の男4人を見送って真昼とシートを敷く。





真昼「 どうだった？ 」


「 全然だめ 」


真昼「 うそ、辰哉くんいつもよりもAのこと意識して見てた気するけど 」


「 いや、めめが好きそうな水着だなって言われた 」


真昼「 なにそれ 」






なんて私の隣で私よりも怒っている真昼を見ると少し心は落ち着いて、





「 ふっかはやっぱり私の事なんてどうも思えないんだろうな 」




ポツリと呟いた声は空に消えてった。




真昼「 ねえA」


「 ん？ 」


真昼「 ちょっと飲み物買ってきていい？ 」


「 うん、着いていこっか？ 」


真昼「 いや！ 荷物見てて 」






そう言って立ち上がった真昼の格好はと言うと私よりも際どい水着。

………いや、これこのまま行かしたら私阿部ちゃんに殺されるやつだよね。






「 これ、私のTシャツで良かったら着て行って 」


真昼「 いいの？ Aここから出ちゃダメだよ？ 」


「 でない！(笑)」






私のTシャツを受け取り、売店の方へ歩いていった真昼。

スライダーの方に目をやると丁度翔太は終わったらしく、楽しそうな顔で手を振ってきた。









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