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深澤「 めめとはさ、知り合い？ 」
「 え、」
深澤「 A初めて会った人相手にあんな自分から隣座らないでしょ？(笑)」
なんて笑っているけれど、声はいつものふざけた感じじゃなくて、
「 蓮くんとは、」
深澤「 ………………ちょっと待って、」
何回かあったことはある、なんて在り来りな事を言おうとしたのにすぐさま遮られる声。
深澤「 俺の間違いだったらそれでいいんだけどさ、」
深澤「 蓮くんって、あのレンクンだったりする？ 」
………………大正解。
こういう時きちんとスルーできる能力なんて持っていないからなんて答えたらいいかわかんなくなって沈黙の時間が流れる。
深澤「 その間、肯定してるようなもんだけどね 」
「 ……ん、ごめん 」
深澤「 俺普段から めめ 呼びだから全然Aの言う レンクン が めめ だとは思わなかったわ(笑)」
そんなふうに呑気に笑うふっかはきっと、私と蓮くんがそういう関係であっても別に興味が無いんだろうな、なんて思って勝手に悲しくなる。
「 ……翔太とかには、バレたら面倒臭いから黙ってて 」
深澤「 ん、わかった 」
「 …そろそろ戻る？ 」
これ以上二人きりでいたら言ってはいけないことまで言ってしまいそうで自分が怖い。
深澤「 だめ、」
「 …え？ 」
深澤「 もうちょい二人でいんの、」
立ち上がろうとした私の腕を掴んでまた隣に座らせたふっかとの距離はさっきの何倍も近い。
「 でも皆待ってるよ 」
深澤「 康二には遅くなるってLINEしてるから大丈夫 」
ほんとに、いつの間に だ。
私の腕を掴んでいたふっかの手はするすると下っていき大きな手によって包まれた手。
深澤「 ちょっとだけこのままでいさせて？ 」
一切こっちを見ずに繋がれた手から胸の音が聞こえてませんように。
あわよくば、蓮くんと私の関係を知ってふっかが少し悲しんでくれていますように。
深澤「 よし、戻ろっか 」
「 うん、」
深澤「 手、繋いで戻る？(笑)」
「 戻んない 」
深澤「 冷たいこと(笑)」
そう言いながら離された手に寂しさを感じながらも可愛くなれない自分を恨む。
「 あ、ふっか肉まんのお金、」
深澤「 いいいい、俺も食べたかっただけだし 」
「 ……ありがとう 」
深澤「 ん、(笑)」
ふっかと二人で向かう康二くんの車までの距離は凄く凄く短く感じた。
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夏波(プロフ) - 何度も何度も読みました！ほんとに最高です。こーじくん推しですがふっかさんのことすきにりそうです！笑 パスワード教えていただきたいです！ (2023年4月30日 21時) (
レス) id: 5dbd36a913 (このIDを非表示/違反報告)
しの - なんかもう何回読んだか分からなくなるくらい読みました！大好きな作品です！めめさんと遊んだ日の夜にふっかさんの誕生日を祝いにお家へ行った時のシチュエーションがもう自分的にどストライクすぎました♡笑 (2021年12月3日 23時) (レス) id: 2c8e89aa13 (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - いつも拝見させていただいています！毎日の楽しみです！もしよろしければパスワードを教えていただきたいです！よろしくお願い致します！ (2020年12月11日 13時) (レス) id: 60a1e6ec85 (このIDを非表示/違反報告)
ariokacrea(プロフ) - 作品楽しく拝見してます！！いつものように最新を見ようとしたらパスワードがかかってまして、、、パスワード教えて欲しいです！！！！！ (2020年12月11日 13時) (レス) id: 777fcceb4e (このIDを非表示/違反報告)
ぴろ(プロフ) - いつも楽しく拝見させて拝見させて頂いております！続編の方も楽しみに過ごしております！もしよろしければパスワードの方をお伺いしたいです！よろしくお願い致します！ (2020年12月11日 13時) (レス) id: b4b22fb763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅん
| 作成日時：2020年11月15日 20時
