ふっかのおはなし side F ページ44
・・
side 深澤
「 や、ふっか苦し、」
深澤「 ほんと無理なんだけど、」
正面から痛いくらいに抱きしめると苦しそうにしながらも控えめに俺の背中に手を回すラギ。
隣ではずっと鳴ってるなべからの着信音。
「 電話、出ないと 」
深澤「 出なくていい 」
「 でも翔太が、」
深澤「 今は、俺の時間 」
ラギのスマホの電源を切って少し遠くにやってぎゅううと抱きしめながら首筋に顔を埋める。
6年も前のことなのにまだ身体が覚えていてそれだけで泣いてしまいそうで
深澤「 俺は、ラギが好きだよ 」
顔を上げてラギの瞳を見てそう言うとまた溜まってた涙が綺麗に溢れ出した。
親指で拭うと少し恥ずかしそうにして、
「 ゆめみたい、ほんとに、」
なんて可愛く笑うから。
下から掬い上げるようにして唇を塞いだ。
………あー、もう、耐えろよ俺。
なべには俺から連絡を入れた。
�� ごめん、今日俺が家まで送るから �瓩辰董�
すぐについた既読とは裏腹に一向に返ってこない返信はせめてものなべの気持ちなんだろう、
「 ふっか 」
深澤「 ん？ 」
「 ずっとここ鍵閉めてたら怪しまれる 」
深澤「 タクシー呼ぶわ 」
「 ありがとう 」
深澤「 うん、だから先降りてていいよ？ 」
ラギの体を離して頭を撫でてそう言うと、キュッと掴まれる服の裾。
「 …やだ、一緒に降りるの 」
はあ、誰、こんな可愛く育てたの。
おかげで俺理性ぶっ飛びそうなんですけど。
「 ふっか、？ 」
深澤「 あーごめん、うん、連絡した 」
深澤「 一緒に降りよっか？ 」
「 うん、降りる 」
せめてまだスタジオ内だから触れたくてたまらない俺よりも小さいラギの左手は握れないんだけど、
「 ふっかちょっと歩くの早い 」
深澤「 ……はやく家着きたいから 」
「 わたしも、」
深澤「 あー、襲いそう 」
「 平常心で言わないでよそういうこと、」
深澤「 照れてんのもかあいいね、」
思わず声に出ていた俺をぎょっと見て顔を真っ赤にさせてまた一言、
「 ………ふっか甘すぎてこわい 」
深澤「 これでもまだ耐えてる方 」
「 耐えれるかなわたし、」
深澤「 キュンキュンしすぎて？(笑)」
てっきり肘でどつかれると思って言ったのに返ってきた言葉は
「 うん、キュンキュンしすぎて死んじゃう 」
…………俺がキュンキュンで死にそう。
・・
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未憂ちゃん(プロフ) - 甘いっ！甘すぎる！！！ちょっと糖分摂取しすぎて病気になりそうなぐらい甘いっ！甘すぎるっ！ふっかああああああああ (2020年10月15日 21時) (
レス) id: 40f977cb37 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 天才か！！！！！ (2020年10月15日 19時) (レス) id: d46d7471ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - ふっかは実は意外と嫉妬しいだと思うから、ラギちゃんめちゃくちゃにされてしまえぇーーーー！！！ (2020年10月15日 16時) (レス) id: 175fba176a (このIDを非表示/違反報告)
未憂ちゃん(プロフ) - きたああああああひゃっほーーーーーい！って感じですアレですかね今日は赤飯炊かなくては(ぇ (2020年10月15日 13時) (レス) id: 40f977cb37 (このIDを非表示/違反報告)
しゃおん(プロフ) - さいっっっっっっこうです！！！！！誤解解けてよかったあああああ！！！ (2020年10月15日 10時) (レス) id: 4584ff96a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅん
| 作成日時：2020年10月8日 11時
