目黒のおはなし . side W ページ36
・・
side 渡辺
俺の前で真っ直ぐにお礼を言ったAに、本当の事を言ったらどうなる？
身体の関係から始まった俺には目黒みたいに真っ直ぐに好きだって伝えることすら出来なくて、
渡辺「 A」
「 ん？ 」
渡辺「 ………目黒と付き合ったら幸せになれる？ 」
「 え？ 」
そろそろ、解放してあげないと。
ずっと、本当は分かってた。
照が露骨にふっかとAの話になると俺に聞きに来た時もAがやっぱりふっかの事が好きだって言って泣きついてきた時も、ずっとずっと
渡辺「 今までごめんな 」
「 …え？ 何言ってんの？ 」
渡辺「 Aは気づいてないと思うけど、俺縛ってた 」
渡辺「 Aの幸せ奪ってたの俺かもしんないわ 」
「 何言ってんの、？ 」
渡辺「 ま、そういうこと 」
鈍感すぎる二人を除いて、誰もが分かってた。
きっと今でもふっかとAはお互いのことを好きなんだろうなって。
まだ、ずるくて弱い俺にはそんな事を伝えるのはやっぱりできないんだけど、
渡辺「 お前が目黒と付き合って幸せになれるって思うんなら、俺は応援するよ 」
「 翔太、」
渡辺「 ほんと、ありがとうとか俺言われる筋合いないから、(笑)」
渡辺「 ごめん、今まで 」
俺の目を真っ直ぐ見つめるAの視線に今にも逸らしそうになるけど、これは俺のケジメでもあるから
「 翔太が何を縛ってたのかは分かんないけどさ、」
「 私が一番どん底だった時に救ってくれたのは紛れもなく翔太だって事には変わりないんだし、」
「 私は翔太が傍にいてくれて嫌だって思ったことなんて一度もないよ 」
そう言っていつもの様に笑ってくれる。
………諦めれそうにないじゃん、そんな笑われ方したら。
そんな時、やっと来た飲み物。
Aは烏龍茶で俺はジンジャエール、俺が車の時はいつも合わせてノンアルにしてくれるAの優しさにも今は泣きそうで、
「 はい、飲んだ飲んだ！ 」
「 今日は楽しい話いっぱいしたいんだからさ〜(笑)」
「 翔太への感謝話はまた今度長々とするから聞いてね？ 」
渡辺「 ふは、めんどくせー(笑)」
向かいの席で笑いながらパクパク枝豆を食べて烏龍茶を飲むAをこれからも一番隣で見ていたい、なんてそんな贅沢なことは願わないからせめて、この距離感で。
少し離れたとこからでも見守れたらいいなって、そう思う。
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未憂ちゃん(プロフ) - 甘いっ！甘すぎる！！！ちょっと糖分摂取しすぎて病気になりそうなぐらい甘いっ！甘すぎるっ！ふっかああああああああ (2020年10月15日 21時) (
レス) id: 40f977cb37 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 天才か！！！！！ (2020年10月15日 19時) (レス) id: d46d7471ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - ふっかは実は意外と嫉妬しいだと思うから、ラギちゃんめちゃくちゃにされてしまえぇーーーー！！！ (2020年10月15日 16時) (レス) id: 175fba176a (このIDを非表示/違反報告)
未憂ちゃん(プロフ) - きたああああああひゃっほーーーーーい！って感じですアレですかね今日は赤飯炊かなくては(ぇ (2020年10月15日 13時) (レス) id: 40f977cb37 (このIDを非表示/違反報告)
しゃおん(プロフ) - さいっっっっっっこうです！！！！！誤解解けてよかったあああああ！！！ (2020年10月15日 10時) (レス) id: 4584ff96a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅん
| 作成日時：2020年10月8日 11時
