ふっかの変化 ページ12
¨
阿部
「 おはよ〜あべちゃん 」
ニコニコ笑いながら俺の隣に座るこの子の耳にはあのピアスは付いていないし、右手の薬指にもあの指輪は付いていない
阿部「 おはよ、A」
「 今日皆まだなんだね 」
阿部「 そうなんだよ、俺も入ってびっくりした(笑)」
「 ふふ、もうすぐ咲穂と康二くんが来るってLINE来てたよ 」
阿部「 照が俺らより遅いのちょっと珍しくない？」
「 たしかに〜〜 」
何年間もつけ続けてきた指輪が付いていないから相当違和感なのか無意識だろうけど自分の指をくるくる触っている彼女の癖は俺の同期に似ていて、
阿部「 ねえA」
「 ん？ 」
阿部「 あれからふっかとちゃんと話してる？ 」
「 話してるじゃんテレビでも！(笑)」
阿部「 テレビとか雑誌はそりゃ話すだろうけど俺が言ってんのはこういう楽屋とかでだよ 」
今まではふっかがゲームをしていても分かりやすく熱い視線を送って構ってもらってたのにここ最近は全くその光景を見なくなった。
Aがふっかに空き部屋に連れていかれた日を境に、なくなった。
向井「 おはよ〜！！ 」
結城「 康二くん声おっきい〜！ おはよう〜！ 」
そんな話をAとしているとガチャ、と扉が開いて入ってきた康二と咲穂ちゃん
「 おはよ〜 」
結城「 あ、Aちゃんきいて！あのね！辰哉くんがね！ 」
咲穂ちゃんから出たふっかの名前に思わず耳が反応してよそ見をしながらも聞こうと耳を澄ますと、
深澤「 ひかるの荷物重すぎ〜 」
岩本「 あとちょっと持ってて 」
深澤「 もうおれの腕折れるんだけど〜 」
岩本「 脆い腕だな(笑)」
岩本「 おはよ 」
深澤「 おはよ〜 」
凄いいいタイミングで入ってきたふっか達によって咲穂ちゃんは黙っちゃった。
……あと一秒早ければ、、、
そんな中俺の隣に座っていたはずのAが急に立ち上がって
「 ひかるくんおはよう〜 」
岩本「 おはよA」
そこまではいつも通り、いつも通りなんだけど
「 深澤くんもおはよ〜 」
深澤「 え？…あ、うんおはよ如月 」
ふっかにまで、挨拶をした。
いや、そりゃ普段からあのふっかとAが色々あった日以降も挨拶はしてたけどわざわざふっか単体に言うことなんてなかったわけで、
阿部「 A 」
「 ちゃんと話せるもん 」
阿部「 うん、偉いね(笑)」
誇らしげな顔をする彼女が可愛い
¨
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3458人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
knn0522(プロフ) - 初めまして！！コメント失礼します、ここまで一気読みさせて貰いました…続きめっちゃ気になります(р_т更新待っています♥️ (12月11日 0時) (
レス) @page21 id: 99ff5c5b2a (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃ(プロフ) - 更新ありがとうございます泣まってました！！ (10月3日 1時) (レス) @page21 id: 062eb61dbc (このIDを非表示/違反報告)
びびちゃん(プロフ) - 更新ありがとうございます！！さいっっこうです！！続きずっと待ってます、本当にありがとうございます😭😭 (10月2日 22時) (レス) id: 0130c4dc12 (このIDを非表示/違反報告)
美香(プロフ) - 更新ありがとうございます😭めちゃくちゃ嬉しいです💜 (10月2日 21時) (レス) @page21 id: 4a76b60209 (このIDを非表示/違反報告)
ふ - もう更新されませんかね😭😭楽しみにしているのでお時間のある際に続きお待ちしてます💜 (8月12日 13時) (レス) id: 006fdeb6a1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きゅん
| 作成日時：2021年3月6日 0時
