脆くて甘くて苦くて【IV】 (ページ28)

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side 深澤

ふっかなべきいて!

ふっかぴんち!

ふっかA可愛すぎてしにそう

ふっかどうせまだ飲んでんだろ、返事して

ふっかドキドキしすぎてやばいんだって!

五通連続で送ったところでなべから既読がついてすぐに鳴ったスマホ。

深澤「もしもし、なべ」

渡辺「うるせーよお前」

深澤「どうしよ、かぁいくておれもうむり」

渡辺「なに、許可出たとか？」

深澤「 …………そんなんじゃねぇけど」

渡辺「分かりやすすぎ(笑)」

ダッハッハと特徴的な笑い声で手を叩く音まで聞こえてきて、相当笑ってんじゃんこいつ。

渡辺「何年もセふれだったのに何を今更恥ずかしがってんの？」

深澤「いや、そういう問題じゃねぇの」

渡辺「ふーん」

深澤「全然興味ねえじゃん！」

渡辺「当たり前だろ、今俺真昼ちゃんと飲んでんの」

深澤「手出すなよ」

渡辺「 …出さねーよ！」

深澤「なんだよ今の間」

あまりにも焦って言うなべが面白くてクスクス笑いながらつっこんでいると突然後ろからふわっと抱きしめられる。

深澤「 ………………なべ、きる」

渡辺「は？お前急にかけてきて何を…」

なべには明日謝るとして、

深澤「 Aおれも風呂入ってくんね」

「ん。…まってる、」

深澤「まってて、あんがと」

濡れてる前髪をサラッと避けてちゅっとおでこにキスをして足早に風呂場へ向かう。

…………待って待って、なにあのバックハグ。
心臓飛び出るかと思った。あぶね。

しかもまってる、ってなに。
かぁいすぎ、もうまって、ほんとに。

「あ、ふっか、タオル勝手に使っちゃったよ」

深澤「全然。おれも出すの忘れててごめんね」

「ううん、ふっかの家の柔軟剤の香りするから落ち着く」

なんて言いながら微笑むAは全くお世辞とか無しで天使を超えていて、

深澤「 …っ、はいってくる、」

「うん、行ってらっしゃい」

あぁ、おれ明日生きてるかな。わら

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めちゃくちゃ更新ひさしぶりで申し訳ないです( ; ; )( ; ; )