脆くて甘くて苦くて【IV】 (ページ27)

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私が昨日言ったこと、ずっと守ろうとしてくれてたんだ、

深澤「 A？ちょっと離せる？」

「やだ、」

深澤「ん～？」

「離したらふっか向こう行っちゃうもん、」

深澤「向こうって風呂入れたらすぐ戻ってくるよ？わら」

なんて言うふっかから渋々離れるとまた頭を撫でた後にお風呂場へ消えていく。

ふっかにもっと触れたいし、触れられたいし、キスの続きもしてほしい、けどこの約束を決めたのはわたしだし、わたしなんだし、

深澤「また難しい顔しちゃって、どしたの」

お風呂場から戻ってきたふっかに今度はぎゅうっと抱きしめられて

「ふっか、」

深澤「ん？」

「 ……さっきのじゃ足んない、」

深澤「 …え？」

ガバッ、と身体からふっかが手を離したせいで目が合っちゃって、今の私の顔はきっともう真っ赤っかだろう

「 …ふっかともっと、色々したい」

ふっかとせフレの時はどうやって誘ってたっけ、いつもふっかからだっけ、なんて考えてもきちんとは思い出せなくて

深澤「 …ちょ、まって。まじでまって、」

「 …ごめん」

深澤「違う、いいのよ、めちゃくちゃいいんだけど」

って今度は私よりテンパるふっか

深澤「 …その、いいの？おれの気持ちはっきり分かるまでって言ってたから」

「 …ふっかは私の事ほんとに好きなんでしょ？」

深澤「うん、当たり前じゃん」

深澤「 …ほんとすき、Aが思ってる以上に好きだよ」

そう言いながら私の隣に座って手を握られる。

「わたしも、ふっかがすき」

深澤「 …まって、まじで可愛くてやばい」

「だから、その、あのね、」

深澤「ん、一旦待って、さすがにおれ風呂はちゃんと入ってからがいい」

深澤「 A汚したくないから、」

おろおろしたふっかに ¨先お風呂行っておいで？¨なんて言われて最後にちゅっ、と短いキスを落とされる。

深澤「次チューするときはもう止めてあげられないけど、ほんとにいいの？」

「ん、…止まんないで」

深澤「 ……はぁ、まじで、入っておいでA」

優しくそう言われてふっかの家に前から置いててくれた私の服を受け取ってお風呂場へ

深澤「 ……まじでやばい、なにいまの、」

なんて私がお風呂場に行ってからぐるぐるしてたふっかの事なんて勿論知らない

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