27. side 辰哉 ページ27
・・
side 深澤
久しぶりに電話が来た。
Aから、ほんと久しぶりに。
渡辺「 ふっか〜〜飯行かね？ 」
深澤「 あー、今日はごめん 」
渡辺「 なに？女？(笑) 」
深澤「 いや、A 」
渡辺「 え、待って俺も行く 」
目黒「 Aちゃん俺も久しぶりに会いたいです 」
深澤「 ごめんだけど今日は2人なんだわ(笑)」
そう言って楽屋から出ていくと後ろの方から なんでふっかなんだよ！！って翔太の叫び声が聞こえた。
悪いな、翔太。(笑)
・
・
深澤「 お待たせ 」
「 ふっか、来てくれてありがとう 」
久しぶりに話すとAは酷く落ち込んだような顔をしていた。
まあ、俺が呼ばれる時はいつもそうなんだけど。
深澤「 ふっかじゃないでしょ？ 」
「 ・・・ふっかだよ、」
深澤「 なんて呼ぶの？ 」
「 辰哉、くん 」
んふ、合格 なんて言って頭を撫でると分かりやすく赤面するから、あ、まだちょっとでも心の中に入れてんのかなって嬉しくなる。
「 辰哉くん、前から言ってたでしょ？
風磨に、ずっとおもってる人がいるって 」
深澤「 うん、誰かわかったの？ 」
「 うん、」
今にも泣き出しそうなAの手を握り顔を覗き込む。
深澤「 んで、俺に慰めて欲しくて呼んだの？ 」
「 …ごめ、迷惑だった、？ 」
深澤「 んーん。 Aの真っ先に頼りたいと思う男が俺でよかったなっておもってる 」
「 ありがとう、」
深澤「 今日俺と会ってる事は風磨に言ってきたの？ 」
「 …言ってないよ、」
深澤「 じゃあ迎えくる心配もないって訳だ 」
「 え？ 」
深澤「 俺ん家行こ、ここ終わり 」
まだ来たばっかの店を後にしてAの手を繋ぐ。
深澤「 んふ、撮られちゃうかもね俺ら 」
「 冗談きついよ、」
深澤「 はい、乗って 」
タクシーに乗せて俺ん家まで、
勿論タクシーに乗ってる間も手は離してやんないけど。
たまに、ぎゅっと強く握った時同じように返してくれるのが嬉しくて、早く家つかねえかな。
「 ふっか、」
深澤「 ふっかは聞かない 」
「 ・・・辰哉くん、」
深澤「 ん？ 」
「 ありがと、」
それさっきも聞いたよ？
ていうか、俺すげー不謹慎かもしんないけどAが困った時に呼んでくれるから今この瞬間、ちょっと嬉しいとか思ってる。
言わないけど、ごめんね？
・・
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なす(プロフ) - 読ませていただいてます。とても面白いのですが、少し誤字が目立つので改善していただくと嬉しいです。 (2021年3月14日 8時) (
レス) id: dedfea958d (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥(プロフ) - 久しぶりの更新めちゃくちゃ嬉しかったです！完結まで楽しみです！！ (2021年3月4日 20時) (レス) id: ac9ad54f15 (このIDを非表示/違反報告)
NORI - 読ませて頂いている者です！！めちゃくちゃ話のストーリーとか大好きです(≧ω≦) もうすぐ完結なのが寂しいけど最後まで読みます！！ (2020年10月15日 17時) (レス) id: 16041f05e8 (このIDを非表示/違反報告)
栞 - すごい好きです！！ (2020年9月10日 22時) (レス) id: dec0c2b2b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅん
| 作成日時：2020年8月24日 8時
