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召「ありのままを目にしたナヴィア嬢を前に、
私が誇張する必要もあるまい。
事実は見ての通りだ。
強力な組織は善行であれ悪行であれ、
行動力に差はないもの。」
召「以前、A、それにこちらの旅人にも
話したが、私は予言を知っており、いずれ
訪れる災いを阻止しようとする意志がある。」
召「棘薔薇の会に力を貸すことは、
私たちファデュイにできることを実践する
第一歩にすぎない。」
召「負担に感じることなく、
この誠意を受け取って欲しい。
それにいつの日か、私もナヴィア嬢に
助けてもらうことになるかもしれないからね。」
ﾅ「「召使」がいなければ、リストの死傷者は
もっと増えていたと思う､､､ありがと、
この恩は忘れない。」
召「マルシラック殿とシルヴァ殿については、
心より哀悼の意を表する。
可能であれば、このような事態を避けるためにも、
私の部下達にはもっと早く
駆けつけてもらいたかったのだが。」
ﾅ「そう言わないで､､､責任を感じる必要なんてない、
あんたもあんたの部下も全力を尽くしてくれた。」
ﾅ「パイモンが言ったように、マルシラックと
シルヴァは誰かの身代わりになることを
選んだわけじゃない。
2人は代償としての犠牲なんかじゃなく､､､
自ら英雄になることを選択したのよ。」
2人の会話はどちらにも敵意を感じない、
友人と姉様が敵対せずにこうして話していることが
こんなに嬉しいことだとは想わなかった。
(2023/11/11)
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作者名：夜月 | 作成日時：2023年11月8日 18時
