人生ってこんなもん

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You.



ずっとこの時間が続けばいいなぁって



小さな子供が流れ星に願うように



それくらいなことだった


誰にとっても会話してるって普通の光景だと思う


でも、私たちのとったらまだスタート地点だった


当たり前のようなことが


これほどまでに幸せなものだった



健 ねぇねぇ〜A〜聞いてる？
　

『ごめんごめん、何だっけ』



健 だーかーらー！
　 Aが可愛いなぁって話！


『うん、そっか、って…へ！？』



健 んふふ〜A〜俺凄く幸せ者だと思う
　

『私こそだよ』


健 この時間がずっと続けばいいのに、


『おんなじこと思ってた』



健 ほんとに！？やった！



健人くんが同じこと考えてた

人生で一番幸せかも、



いや、人生甘く見ちゃダメだな笑



自分のなかで自問自答し、

苦笑してるとふいに視界に勝利くんとマリウスくんがうつった



『えっと、、二人はいつからここに？』



勝 Aちゃんの「ごめんごめん、」
　 あたりから。ね、マリウス？


マ うん。


結構前からじゃん、

ね、マリウス？じゃないよ、

そしてマリウスくん淡々とうん。と頷くな、

肯定するな、




うっわぁああ恥ずかしい、


穴があったら入りたいとはまさにこのことだ



ようやくその言葉の意味が理解できた


健 俺はとっくに知ってたけど？



いやいやいやいやいや、え、？


教えて、とりあえず、そういうのは



『もう、健人くんしらない、』


健 ごめんって、
　 ほら仲直りのぎゅー。


ちょっとからかおうと思っただけなのに



振り回されてばっかりだもん、



『ん、暖かい』




健 んへへ


勝 そういうのはよそでやってください！
　 こっちはこんな小さな子を連れてるんで


マ 誰のこと？


マリウスくん、、いやもう長いからいい


マリくん前から思ってたけど天然？



っていうか、

『健人くん、そろそろお話する？』



健 …



健人くんは少し顔を曇らせる




『大丈夫、マリくんなら分かってくれるよ。ほら深呼吸。ゆっくり話しておいで』



健 ｷﾞｭ、、わかった、


『勝利くん、私ナースステーションに用事あるの。ついてきて〜』



勝 あ、うん！



そう。マリくんとお話しなければならない。

私は勝利くんと一緒に病室をでた


勝 大丈夫だよね、



『うんきっと!』



本当に人生を甘く見てた


私たちはまだ



スタート地点にすら立てていなかったんだね


物語はまだここから。

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