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護衛対象死亡 ページ22






ミンミーンと夏らしい蝉の声が聞こえた快晴の日。Aは薄暗い通路を抜けた先、医務室の片隅に三角座りで座っていた。医務室では伊地知が怯えながらも話していた。すると少し怒り混じりの声で伊地知の反対側に座る五条が口を開いた。

「わざとでしょ。特級相手、しかも生死不明の五人の救助に一年生の派遣は有り得ない。それに悠仁は僕が無理を通して死刑に実質無期限の猶予を与えた。それに面白くない上が僕のいぬ間に特級を利用して、体よく彼を始末したってとこだろう。」

五条から伝えられた憶測ではあるが真実であろうその話に伊地知はあっ.......と声を漏らす。

「他の二人が死んでも僕に嫌がらせができて、一石二鳥とか思ってんじゃない?それにAも僕が無理矢理、死刑を取り消した。今回の特級相手にAは相応しいって肩書きかけて、殺そうとしてたんでしょ。」

Aはその言葉に息が詰まった。大体予想はついていた。呪術師としてまだ未熟な彼が特級案件を受けるなどとてもでは無いが思えなかった。

「いやしかし、派遣が決まった時点では本当に特級になるとは..」

「犯人捜しも面倒だ。いっそのこと上の連中、全員殺してしまおうか?」

その憎みある言葉にAは、一瞬目を開くも何かを決意した表情でこう言い放った。

「ダメですよ五条さん。彼はそんなことの為にあの言葉を言ったんじゃない.......それに護衛対象死亡。私はこの界隈に居る必要は無くなりました。.......もう行かないと。」

「.......それは本当にAのしたい事なの?」

「珍しく感情的だな。」

五条の言葉にAは言葉を飲み込んだその時、医務室のドアが開き出てきたのは、白衣を着た綺麗な女性だった。

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お話の途中にすみません。皆さんにご報告があります。この度私は作者名を変更致します。理由としては前の作者名"七瀬"は、占ツクの作者さんの名前が沢山あり、全く関係の無い作者さんの作品集に私の作品が載っているからです。その作者の作品にお邪魔するのは失礼だと考え、変えます。これからの作者名は"ロリもっち "で活動していきます。この名前になった理由は友人から付けられたあだ名だからです。以上です。ご一読有難う御座いました。

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作者名: | 作成日時:2022年11月3日 20時

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