最高機密の呪い (ページ19)

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弱音吐きページ19

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2002年11月1日双葉A爆誕

100年前から実在しているとされるアラン機関に"類稀なる人外の天才"という才能で支援された少女。真っ白な髪に藍色の宝石眼。非術師から見れば誰もが羨む正に高嶺の花だろう。だが呪術界ではそうもいかない。巫は＿＿歳の時に神に捧げられる。神に捧げられる為に生まれてきたといっても過言では無いだろう。巫は逃げるのを防止する為なのか地下の牢のような所に閉じ込められる。外に出歩ける事はほぼ無く当主とも会うのも難しい。それ故にAは退屈をしていた。そんな中ある一人の男との出逢いによってAは.......世界は変わっていった。

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一方伏黒は玉犬で合図をしても出てこない虎杖、Aを雨に打たれながらも待ち続けていた。すると数分後正得領域が消え勘のいい伏黒は特級が死んだと直ぐに分かった。後は2人が戻ってくれば終わる＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「っ！」

「残念だが、ヤツなら戻らんぞ」

何時の間にか伏黒の後ろから出てきた宿儺はAを姫抱きしながら伏黒の横を通り過ぎていった。だが抱えられているAは悪夢でも見ているように目を閉じていて起きる気配がしない。

「この小娘が心配か？そう脅えるな、今は機嫌がいい。少し話そう。これはなんの縛りもなく俺を利用したツケだな。俺と代わるのに少々手こずっている様だ。しかしまぁ、それも時間の問題だろ。そこで俺に今できることを考えた」

宿儺はAを木の根元にそっと置き虎杖の衣服を破りながら淡々と話続きた。話が終わりを迎えるのと同時に自身の手を心臓に突き刺し虎杖の心臓を体外へと出した。血は瞬く間に飛び散り本人の口の端からも血が垂れている。

「小僧を人質にする」

手に持った虎杖の心臓は今も鼓動が鳴っている。その心臓には見向きもしないで草むらに投げ捨てまた話を続けた。

「俺はコレなしでも生きていられるがな、小僧はそうもいかん。俺と代わることは死を意味する。更に、駄目押しだ」

先程倒した特級が取り込んでいた宿儺の指をゴクンと飲み込んだ。

「さてと、晴れて自由の身だ。もう脅えていいぞ。殺す」

「.......あの時と立場が逆転したな」