呪胎戴天 6 ページ14
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虎杖と別れると案の定特級が一体、一級が着いてきた。まずは銃で相手の動きを見ることにし、呪霊の動きを予測して撃っていく。
「.......やっぱり駄目だよね」
撃った弾は呪霊に当たるが再生されキリがない。そう思った
Aは銃では無くナイフを取り出し呪力を込めた。
ザッザザッ
物凄いスピードで斬り裂いていくがまたもや再生され無くなる気配がしない。
「術式使うしか無いかな.......」
Aの術式は五条悟にも対抗出来る死霊呪術。支配した相手に自分の呪力を込め廃人化させられる。だがAは術式を使おうとしない。いや出来ないの方が正しいだろう。そんな事を考えている内に特級が攻撃を入れて来てAの体が地面に打ち付けられる。
「ガハッ」
思ったより衝撃が激しかったのかAは吐血をしながらナイフを構えている。特級とはいえ特級呪霊1匹、一級呪霊沢山の中術師としての実力はあるがこの界隈に来て日が浅いAは本来の力を出せずに呪霊が優勢となった。
「みっともないなぁ.......折角あの人と同じ土俵に立てたと思ってたのに、、、」
心の底から思った声だった。Aが呪術界に戻って来た理由は虎杖の護衛、呪術界を変えるためだけでは無いからだ。そう思いながら呪力を練るもまた一級に邪魔され、真正面から特級の攻撃を喰らった。
だが傷は瞬く間に無くなった。
非術師から見れば超再生、術師から見れば反転術式と見えるだろう。だが違う。Aは反転術式も出来るが実際はAの体に秘密があった。そうAは産まれた時にアラン機関の支援を受けている。その才能は"類稀なる人外の天才"。名前の通りAは人間では無いのだ。だから傷を負っても再生される。しかし再生される場合は傷を負った何倍も痛みがあり人間ではこの痛みに耐える事は不可能と断言されている。その状況でAは痛みに耐え今にも失神しそうな勢いで呪霊を祓っていく。だがもう動けそうに無いのかAは壁に打ち付けられた。
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作者名:累 | 作成日時:2022年11月3日 20時