絶望の先に見えるもの 〜なんの為にこんなこと〜

ステージクリア ページ21

圭人side



※飛ばします！謎解きの才能が無さすぎなんで・・・

俺たちはステージを全部クリアした。これで山ちゃんが帰ってくる！









『おめでとう。全てのステージをクリアした君たちに褒美を与えよう。約束通り君たちの仲間、山田涼介は解放する』








メインステージから登場した山ちゃん。
涼「・・・」
圭「やまちゃ・・。」
宏「圭人！」
『山ちゃん、大丈夫？』
その一言が言えなくて。みんなは山ちゃんを
『裏切り者』としか見てなくて。

涼「っ・・・。」
山ちゃん、悲しそうな瞳をしている。

そんな顔をする山ちゃんは、裏切り者なんかじ
ゃない。

そう言いたいけど、こんなときに言えない俺はやっぱり弱虫で、なんで山ちゃんを守る言葉ひとつ言えないんだろう。


光「よお、裏切り者。気分はどうだよ。裏切り者さん」

裕「元仲間が苦しむ姿、見てて楽しいかよ。裏切り者が。」

雄「いつまでも黙ってないでなんか言ったらどう、裏切り者さん？」

慧「今まで俺たちがどんな気持ちでいたか、わかんねぇだろうな、裏切り者なんだから」

宏「俺たちを苦しめといて、自分は安全なとこで高みの見物ですか。裏切り者は楽だな。傷付かなければ苦しむこともないんだからなぁ！」

大「いつまでも俺たちを騙せると思うなよ？クズ、ゴミ。裏切り者は誰も信じる人がいないから人間として終わってんのかな？」

なんで？なんで、みんな裏切り者、裏切り者って言って。山ちゃんが裏切り者な訳ないじゃないか。
みんな自分が思ってることばっか、山ちゃんの気持ちを考えればすぐにわかることも今のみんなにはわかってない。感情のままに山ちゃんを攻めている

JUMP-涼侑圭「お前が裏切らなければ！」

宏「みんな傷付かなくて済んだ！」
雄「お前が俺たちをこんな目に遭わせた！」
光「お前のせいだ！」



涼「っ！」
圭「山ちゃんっ！」
侑「涼介！」

走ってアリーナから出て行ってしまった山ちゃんを追いかけた。

大「おい、逃げんのかよ！」
裕「最っ低だな！」
慧「弱虫め！」

俺の中でブチンと何かが切れる音がした。

圭「最低なのは、どっちだよっ!!もういい、わかった。ちぃちゃん、山ちゃんを追いかけよ」
侑「うん！」




裕「圭人！」
大「知念！」
雄「二人共！」

俺たちを呼ぶ声がしたけどどうでもいい。山ちゃんっ！今いくからね！

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