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朝_______


いつもより少し早く出て、Aの家へ向かう。

数分後に玄関の扉が開く音がした。

俺を見ながら目をぱちぱちさせてるA。
その目の下には濃くてハッキリしたクマ。メイクで隠しきれてない顔色の悪さ。

とりあえず落し物を渡すと、まさかの今まで気づいてなかったみたいでめちゃくちゃ感謝された。
ちょっと抜けてるのは変わってへんかったか。笑


A 「あ、時間やばいからごめん行くね!」

と走ろうとするAを阻止する様に腕を掴む。

重「隠しきれてへん目の下のクマ、あと顔色も悪いで。」

そう伝えると、苦笑いしながら誤魔化すA。
顔見て分かるのに、バレバレの嘘ついても無駄やって。

重「やっぱなんかあるやろ」

真剣な声のトーンで聞くと、反抗的な態度を取られる。
ちょっと遅めの反抗期か〜?泣くぞ?←

とかふざけた事考えてる暇無かった。
Aが目の前で胸を軽く抑えてしゃがみこんだ。

研修医の俺の第一声は、

重「ちょ、大丈夫か?」

だった。もっと何か他にあるやろ。

聞くと、「大丈夫」やら「慣れてる」やら言ってて。
慣れてるってなんやねん。体調面でも何か隠してるんか。

とりあえず、A連れて出勤するか。笑

歩かせるわけにはいかんから横抱きにすると、暴れるA。
そうや、こいつ小さい時から病院嫌いやったんや。


てか、さっきから何か視線感じんねんな…何やろ?

という疑問はAの「おんぶがいい」という発言で解決した。

JKが遠くからこっち見てキャーキャー言ってた。

あ〜…そういう事か笑


Aのリュックを前に背負い、Aをおんぶする。
よく遊び帰りにおんぶして送ってたっけ。

重「懐かしいな、この感じ。」

そう言うと同時に、背中に重みを感じた。
かなり睡眠不足やったんやろなぁ。

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アリス(プロフ) - パスワードなしの方が読みやすいです。 (2021年5月6日 18時) (レス) id: c378339859 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まつげ。 | 作成日時:2020年5月27日 9時

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