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友｢立てる、？｣
A｢……立てない、｣
この感じだと、熱も出てきただろうか。
さっきから頭がふわふわする。
支えてもらいながら、学校に到着。
正門には、連絡を受けた中間先生が立っていた。
淳｢○○、ありがとうな。もう遅いから、ここからは先生達に任せて？｣
友｢いや、でも……｣
すると、先生が何かを友達に耳打ちしてる。
友｢はい、では失礼します。｣
帰っていく友達の後ろ姿をただただ眺めていた。
淳｢寒いから、中入ろっか。｣
と声をかけられるが、入るのに抵抗感があった。
淳｢親御さんには連絡してないから安心してや。｣
A｢…！｣
とりあえず事情を知ってることに感謝。
A｢…っ、｣
中に入ると、奥では、他の先生が暖かい飲み物を用意していて、
ソファにはタオルが積み重なれていた。
そんな姿を見てたら、なんか泣けてきて。
でも、泣けなくて。
多分、今の私は切なくて痛々しい顔をしてるのかな。
……
すると、タオルに包まれる感覚がした。
A｢…!?｣
淳｢気づけへんくてごめんな。｣
そう一言言った。
A｢…(首を横に振る)｣
何も言えないでいると、今度は頭に温かいものが触れる感覚。
撫でられてるんだ、そう気づくのに時間はかからなかった。
智｢辛そうな顔、してんで。｣
あぁ、やっぱり顔に出てたのか。
淳｢なんかあった？｣
A｢…何も、無いです。｣
話したがらない性格の私を許してほしい。
淳｢そっか。…大丈夫なん？｣
その問いに私は、
A｢…大丈夫じゃないです…っ……｣
そう答えるしかなかった。
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アリス(プロフ) - パスワードなしの方が読みやすいです。 (2021年5月6日 18時) (
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作者名：まつげ。 | 作成日時：2020年5月27日 9時
