キミノコトバ

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靴箱から弱まるどころか強さを増す雨を見つめる








同じように傘の持っていない子は少ないみたい



みんな天気予報見てたのか...









福田くんは松尾くんと相合傘でもするのかな




「...よしっ」




とりあえず校門の先にあるコンビニをめがけて全力疾走する









「はあ...冷たいしもう既に疲れた...








....あっ、教科書！！」






すっかり教科書の雨対策忘れていた



濡れちゃったかなあ、






コンビニの屋根の下でリュックを漁って教科書チェックをする









『なあ俺待たして何やっとったんや〜〜！




....って何やってんの？』






背後からあひゃっひゃっと笑う声が聞こえた





「傘忘れたから走って帰ろうとしてたんだけど、



えっ、もしかしてこーちゃん迎えにきてくれたの！？」





『まあそんなとこやな〜、Aが傘持ってへんとは思ってなかったから傘は一本やけどな！』





「コンビニでビニール傘買おうかな、ということでこーちゃんお金貸して？」




『何言うてんねん！傘一本でええやろ！ほら行くで！』








学校の人にじろじろ見られながら半強制相合傘です...

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