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さっきまで寝転んでいたはずなのにソファーに座り直し手を前についているまるで犬(人)と、ひと段落したのかソファーの横に正座したまるで猫(人)がこちらを見ていた
『今!佑亮くんって言ってたよね!』
『おん!自然ではなかったけどな!』
「....うっ」
『わー!僕も聞けた!』
『別に珍しくもないけど 女の子からの名前呼びってわくわくするよな!!』
『へへ、いいでしょー!』
『おん!少し羨ましい気もする!』
さっきまでぐったりしてたとは思えないくらいはっきりとした口調で話し出す
.....もう治ったんじゃない?
『佑亮くんが〜、やって』
『あー!!太陽のバカ!田中さんのが頭から消えちゃうじゃん!』
福田くんは何気なく言っているのかもしれないけど
私にとっては意識しちゃう材料で、
『あーー!太陽に上書きされちゃったじゃん!』
『ねえ、田中さんもう一回“佑亮くん”って呼んで?』
特に深い意味はないってわかっていてもドキドキしてしまう
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作者名:まる。 | 作成日時:2017年8月8日 1時