" The Greatest " second

はーちじゅーいち ページ33

すーっと風を感じて目が覚めた


うーんっと思って布団を引っ張って直に肌に当たる感覚ですっかり頭も冴えた


そうだ、昨日………


頭に鮮明に浮かんで恥ずかしくなる




だめ、だめ、思い出すべきじゃない、はずかしいっ、…



早く、服っ…と思ったけどスーツをまた着るのはな…

着替えなんてないし、森くんのお家に泊まることもほとんどなかったから置いたりもしていない


これは困った………



目の前にはクローゼット、手を伸ばして開けばパーカーやトレーナーがたくさんかかっていた




…………






ちょっと、大きいけどワンピースにしては短い…

今だけ、許して森くんと思いながら朝食の準備をする





ちなみに森くんの方は一度も見ていません、見れません




いつものメニューでいいかなと思いながら作り初めて



はー…腰痛い…世の女性はこういう痛みにも耐えて生きているんだな…


森くん格好良かった……とにやにやしてしまう

きもいきもい、やめよ……






「おはよー」




「おっ、はよ…！」



ちょうど考えていたところに森くんが起きてきた




「え、それ俺の…？」




「着るものなくて、ごめん…」




起きたら勝手に服着てたら、嫌だよね…



「全然いいんやけど…え、あの」



こんなはっきり言わない森くんは初めてでなんだろう

少し足早にキッチンに来るから


はてないっぱい






「………やっば、かわいい」





「えっ」





「むりや、やばい、」





「なに…え…」



ぎゅって後ろから抱き締められたと思えば



「やっ…ちょっとっ…」



ぎゃっからのむにゃっと胸を触られる



「のーぶらやん……！」




「もうやだ…あっち行ってっ」



昨日はあんなに触らせてくれたのにーって騒ぎながらとりあえず森くんをキッチンから追い出す



森くんはいいかもしれないけど、私は初めての経験だったので

気持ちの整理もできていないのに……！



顔が熱くなるのを感じて考えない、考えないと思っていればニヤニヤしながら見ている森くん



もーなんて思いながら目を反らす









こんばんは！

日本シリーズ中に失礼します。

このたびsecondも殿堂入り果たしました！本当にありがとうございます( ；∀；)

まさかsecondも赤星になるとは、嬉しすぎます！

そして今回お話の雰囲気的にピンク表現は控えさせていただきます。
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