ごじゅーはち ページ9
森くんの好きなものをたくさん作って、1回1回
「本当美味い」って言ってくれる
毎回、毎回言ってくれるからどんなところがなんて少し意地悪っぽいけど聞いてみたら
「んー全部!俺細かいことはわからん!」と返されてしまって
森くんらしくていいやと別の話題へと移った
「森くんまだ飲むー?開ける?」
「飲もうかな〜」
いつも私とご飯食べる時は飲まない森くんだけど今日はお誕生日だし、森くんも飲むのは好きだから飲んでほしいと話した
あお送れんやん、なら泊まってと言われて今日は初めてお泊まりです
「ずっと聞きたかったんやけど、あおって俺のどこが好きなん?」
「………え?」
そんな急に、
「俺の話しかしてない気するもーん」
そうだったかな…
たしかに好きになったきっかけとか話してないかも
「教えてー」
「………森くんってさ、小学生の時学年というか学校でいちばん足速かったじゃん…?」
「そうやっけ……?」
「そうだったの…それです」
「え?ほんまに?足速いから?」
「う、うん、きっかけはそれ」
小学生の頃私は足遅かったから単純に足が物凄く速い森くんがとても格好良く見えた
「足速くてよかったー」なんて聞こえて思わず笑えば
「だって、足速くなかったら好きになってくれなかったってことやろ?」
酔っているのかとろっとした瞳なのに真剣さが入り交じっていて胸が高鳴る
「そんな、ことないよ…私絶対森くん好きになってる」
「嬉しい〜」にこにこ本当に嬉しそうに笑う顔
ずっと見ていたい
小学生の私、10年後には森くんと笑い合ってるよ、頑張れって伝えてあげたい
「あおー」
「うーん?」
「一緒に風呂入ろ」
「えっ…??!」
「めっちゃ低い声だすやん」
自分が想定していないことを言われるとこんなドスの効いた声がでるということにも驚いた
「なあいいやーん」
「え…っ、ちょっと、」
「いやだー?」
「そういうモチベーションじゃなかった………」
「いやどんなモチベーションやねん」
あれから、あの不安が募っていた時期から変わって今では刺激が欲しいというものは微塵もなく全く考えていなかった
なのでこういうことに関してモチベーションがなかったのだ
「まだ、森くんに見せられないです…………」
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ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» 愛読ありがとうございます!これからもよろしくお願いします* (2019年12月8日 16時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく楽しんでます!更新されてるのが分かるとワクワクしながら話しみてます! (2019年12月7日 23時) (レス) id: 182a43e907 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - アクアさん» ありがとうございます( ;∀;)引き続き楽しんでいただければ嬉しいです* (2019年10月20日 1時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
アクア - すごく面白いです!この後の展開がすごく気になります(><) (2019年10月17日 20時) (レス) id: 86590ef639 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - eri0424さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2019年10月15日 10時) (レス) id: d5f9f976d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶ る ー か | 作者ホームページ:http://semi.karasu
作成日時:2019年8月19日 11時