第三十四楽章 ページ42
「…キスしましたよね？」
「…や？」
「完璧酔い飛んだんですけど」
「よかったやん」
「あの、キスしましたよね…？」
「あおがしてって言うた」
「言うわけない」
「…急なタメ」
「キスしたことは認めるんですね」
「……なんの事じゃろ」
「…まず手離してもらっても？」
「あぁ、」
さっきまでは、
同じ方向を見ていたはずなんだけど柳田さんと向き合ってる形になっている…
「……嫌じゃった？」
「…難しいこと聞きますね」
…驚いたよ、もちろん
今でも心臓の音が聞こえるんじゃないかと思うくらいに激しく動いている
でも、嫌ではなかったのだ。
嬉しかったわけでもないけど…
うーんなんと言うか…
初めての感覚で…うまく頭の整理ができない
柳田さんのことをまだまだ知り合って短いけど
私相手に遊びだとか、そういうことではないと思う
たぶん…
私は恋愛体質なタイプではないから…
柳田さんにキスされたっということかどういうことなのか…
「！葵香起きてる」
「晃さん…！」
「タクシー待ってるから行こ」
「あ、はい」
肘当たりを掴まれ強引に立たされる
本当に酔いが信じられない程に体から消えて
フラフラすることもなく、晃さんに引っ張られ屋上を後にする
「葵香エレベーターのれる？」
「大丈夫です」
何事もなかったようにいつも通り話してしまっているけど、
記憶が曖昧なんだよな…
他の皆さんとか、お会計とか…どうしたんだっけな…
誰も乗っていないエレベーターが開いて乗り込む。
聞くなら今しかないよね、
途中で人乗ってくるかもしれないし。
口を開こうとした最中「気づいてる？」
「っえ、何がですか…？」
「自分のこと」
どうしよう、
全く何の話しかわからない
もしかして、晃さん私にずっと話しかけていた…？
私聞いてなかった？
「…自分のこと？はわからないんですけど、
気づいてます。
いつも晃さんが助けてくれているのは」
晃さんは瞳を丸くした
「…私は知らないところでたくさんの人に助けられていると思うんですけど
困っていたら、助けてくれますよね晃さん…」
「……そうだよ、でも期待しちゃうからさ、
そういうこと言っちゃだめだよ」
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
星が赤くなりました！本当にありがとうございます😊
これからもどうぞ、よろしくお願いします🙏🏻´-
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ぶ る ー か(プロフ) - きちでーすさん» びっくりしてます！ありがとうございます😊 (2021年10月18日 23時) (
レス) id: fd8434313d (このIDを非表示/違反報告)
きちでーす(プロフ) - 100票星が集まったので、殿堂入りですね！おめでとうございます！ (2021年10月14日 17時) (レス) @page39 id: 8f1c23cf82 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - 虹華さん» 伝わってます！！そうなんです！こちらこそ切なさが伝わってもらえて良かったです😊展開乞うご期待です🥺🙌 (2021年10月9日 23時) (レス) id: fd8434313d (このIDを非表示/違反報告)
虹華(プロフ) - 千賀選手と夢主ちゃんとのすれ違いが見事に同じ…（伝われ） 切なすぎます、 (2021年10月8日 0時) (レス) @page36 id: 8226fbc010 (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - 虹華さん» こんばんは(*^^*)不機嫌が似合いますよね笑笑笑ありがとうございます！ (2021年9月25日 0時) (レス) id: fd8434313d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶるーか | 作者ホームページ：http://semi.karasu
作成日時：2020年12月19日 22時
