縁組カプリース

第四十九楽章 ページ7

中身が私の下半身に勢いよくかかって…反射的に体を退くと千賀さんにぶつかって


「すぐ冷やせば大丈夫だからっ…」と私を抱えてすぐ隣のお風呂場の洗い場に座らされ

シャワーから水をかけられる


この間30秒くらいしか、絶対かかってない





「つめたっ、千賀さんっ…！」



「どうしよう、痛い？救急車呼ぶ…？！」


私の背中に腕を通したまま、横にいる千賀さんも濡れてしまっていて



「すいません、あの…


あれ全然熱くなくて…」



「え」



「まだ付けたばかりだったから…
お風呂のお湯くらいの熱さだったんです
思わず熱いって言っちゃったんですけど…」



まずい…

リアクションが元から大きいせいで、千賀さんにめちゃくちゃ心配させてしまった…



「…千賀さん、」すいませんと言葉を続けようとしたら、


「よかった」

濡れた体で力強く抱き締められ、


「！」


頭をぽんぽんと撫でてくれ
寒いくらいだったのに、
一気に私の体が熱を帯びていく。



…聞こえちゃう
千賀さんに私の内側で高鳴ってる音が…




「あ、ごめん」
焦るように、すぐに体を離され、


…何だか満たされない気持ちになってしまって



「まだ、ぎゅってしていてください」



自分から首に腕を回して、腰を少し浮かせれば千賀さんの首元に顔を寄せられた



私の唇が、千賀さんの首に触れた。




このわけわからない状況にも関わらず、千賀さんも遠慮がちに私の背中に手を置いてくれた






ああ…私はほんとうに



千賀さんを好きになってしまったんだ

















--------ｷﾘﾄﾘ線--------

いつもありがとうございます😌

順位18位…！お気に入り登録ももうすぐ100✨
中々タイミング合わず御礼できませんでした😢

本当にありがとうございますっ！！！！

評価もしていただければなあっと思っております🤍


これからもよろしくお願いします🙇‍♂️

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