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第九十楽章 ページ48

後ろから抱き締めてくれた千賀さんの方を向いて見つめ合うように座り直す


「千賀さん〜ピアス付けてください」

「え」

「付けてる私見たくないですか〜?」

髪を耳にかけて、耳たぶを見せる


「俺つけたことないよー」


「えーじゃあ見せるので、こっち付けてくださいねっ」


私って眠いとテンションおかしくなるんだな。本当やばいよ。
忘れていたのもやばいよ、どうしよう。恥ずかしい


「へへっ、千賀さんが選んだんですよね?どうですか?かわいい?」


「かわいいかわいい」


「え、なんか適当」


「葵香に絶対似合うと思ってたから」


やだ〜うれし〜なんて言いながらくねくねしている自分…
まじで、どうしたのわたし。



「眠い…けど千賀さんともっと一緒にいたい」


「一緒に寝る?」


「え!寝る!寝る!
千賀さん抱っこ、もう歩けない」


「はいはい」


これまた憧れのお姫様抱っこではなく、子供のように座ったままの私を持ち上げて私もきゃきゃっしながら千賀さんの首に腕を回した気がする。


幼児化した?頭どっかに打った?




「じゃあおやすみ」


「まって、メイクは落としたい!シート洗面所の引き出しにあるから持ってきて欲しい」


や、家主パシってんやん…
というか、ため口やめろ。

思い出している私でさえそう思うのに、ハイハイと言ってすぐにクレンジングシートを持ってきてれた千賀さん。


「すっきりしたーおやすみ」


「おやすみー」


「あ、一緒にいた女の人だれですか〜」


「妹のこと?」


「え、ほんとに?」


「おん、今日帰ったけど観に来てたんよ家族全員で」


「なんだーそうだったんだ」



妹…

顔見えなかったから、ただ女性と歩いていることしかわからなかった。

今度から絶対、ひとりで考えないようにしよう。



「もー千賀さんこっち見ないで」



───────
──
───
─────



指先で耳についているピアスに触れる。
じわあと顔が熱くなってくる。



「はあ…っ」

頭を抱えるしかない。

昨日の醜態は一体どうすれば、連絡したいけど…
LINEでいいかな、いいよね?!



というか、全部思い出した?まだ忘れていることない?


そう思いながら、記憶を手繰ってみても思い出せなくて…大丈夫かな…?



とりあえず、LINEしよう。
スマホを手に持ちLINEのアプリを起動する。


陵矢から無事着いたか連絡来てたのか…全然気づかなかった…




ピンポーン




宅配便かな?

千賀さんの荷物かな…


モニターに写っている久しぶりに見る人に驚く

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ぶ る ー か(プロフ) - みかんの木さん» ぇぇえ〜!ありがとうございます😭🙇‍♀️こちらこそ読んでいただきありがとうございます!頑張ります🔥 (2022年3月31日 0時) (レス) @page50 id: fd8434313d (このIDを非表示/違反報告)
みかんの木 - 面白すぎます。天才です。これからも楽しみにしています…!!! (2022年3月30日 20時) (レス) @page50 id: d024df346a (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - 虹華さん» いつもありがとうございます🥰 (2021年11月3日 11時) (レス) id: fd8434313d (このIDを非表示/違反報告)
虹華(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも更新楽しみにしてます! (2021年11月2日 23時) (レス) @page2 id: 8226fbc010 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぶるーか | 作者ホームページ:http://semi.karasu  
作成日時:2021年11月2日 17時

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