第四十七楽章 ページ5
買い物でも、多分周りの人きっと何十人かは千賀さんってわかっていそうな感じがした…
冷蔵庫に買ったものを仕舞いながら、考えてみるけど、
「あと俺やるから」
「あ、ありがとうございます」
私は自室に入り、簡単に荷解きをする
福岡支所から電話だ
なんだろう?
「瀬河です、お疲れ様です」
«出張お疲れ様でした〜»
「お陰様で無事終えることができました」
«相変わらず最高の内容でしたよ»
「あはは、ありがとうございます」
«そうそう、明日からの3連戦中いつでもいいんだけど支所に顔出せるかな?»
「はい、では明日の午前中に伺いますね」
«了解しました、では、よろしくお願いします»
「よろしくお願いします、失礼します」
明日美容室行こうと思ってたんだけど、まあ、予約してたわけじゃないしいいか…なんだろうと思いながら過ごすよりいい。
とりあえず、荷解きも終わったし着替えようっと。
あ、いつもの部屋着洗って出たから、
おおおお柔軟剤いい香り!
あっ、買ったもの千賀さんに任せちゃってたんだった…!
「コーヒー淹れたよ」
「あ、ありがとうございます」
結局、食品だけじゃなくて色々タイミングよく切れてしまったものが多くて買ったんだよね、
あ、そうだ
「そんなにどうすんの?食べるの?」
「お土産です!」
「誰に?」
そういえば、千賀さんにお料理教室通ってること言ってなかったんだ
「私お料理教室通ってるんですよーそこの方たちにです」
「あーそれで出掛けてたん?」
「そうです、そうです」
何度か千賀さんにどこ行くの?と聞かれ、ちょっと…とか言ってたからな…
「料理好きなん?
あ、まって、
もしかして」
「え?」
コーヒー片手にお互い見つめ合いながら、時が止まったように、動きが止まる
「…いや、なんでもない」
「気になるじゃないですか…」
「やー、自意識過剰感半端ない」
そう言われると、察してしまえる部分があって…
「わたし、千賀さんに喜んでもらいたくて…通い始めたんです」
「…俺は、葵香に作ってもらえるだけでええよ
だから、休みの日は友達と遊んだりして」
「私友達いないんですけど」
…悲しいことに福岡に友達はいません
「なんか、ごめん」
「ふふ…私も千賀さんがいれば十分です」
私も千賀さんが言ってくれたように、言ってみれば
千賀さんは、私の予想とは違く
一気に私と目を合わせることをやめて、反対方向を向くもんで…
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ぶ る ー か(プロフ) - みかんの木さん» ぇぇえ〜!ありがとうございます😭🙇♀️こちらこそ読んでいただきありがとうございます!頑張ります🔥 (2022年3月31日 0時) (レス) @page50 id: fd8434313d (このIDを非表示/違反報告)
みかんの木 - 面白すぎます。天才です。これからも楽しみにしています…!!! (2022年3月30日 20時) (レス) @page50 id: d024df346a (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - 虹華さん» いつもありがとうございます🥰 (2021年11月3日 11時) (レス) id: fd8434313d (このIDを非表示/違反報告)
虹華(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも更新楽しみにしてます! (2021年11月2日 23時) (レス) @page2 id: 8226fbc010 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶるーか | 作者ホームページ:http://semi.karasu
作成日時:2021年11月2日 17時