縁組カプリース

第六十八楽章 ページ26

ここからは、この日のことを葵香ちゃんによりモニタリングしてもらいながら読んでいきましょう！(実際はあおちゃん知りません)


「葵香…大丈夫？」

「…眠い」

「やほぼ寝てんやん」


これ文だと伝わらないので、はっきり言ってしまいますね

この時の私千賀さんに抱きついてます。
もう、本当にべったりくっついてます
正気の沙汰じゃないですね



「あお〜」


あお呼び…！
普段も読んで欲しい…っ！
ああ、千賀さん困ってる…困ってるのに腕回そうとしてくれているの優しすぎるむり、


あーここ席会計だったんだ。



私しっかりしてぇぇえ、お礼くらい言ってお願い〜〜！

まあ、私は本当お酒だめなので寝ているんですけどね。



「葵香帰ろ？」


首傾げてる(ように見える)千賀さん可愛いっ！
ほぼほぼ寝ている私を支えてくれて柳田さんも上沢さんもだけど、筋肉あるとこういう時にも生かされるね？


車に乗りこみ爆睡の私。

本当…恥ずかしい。こうなると分かってやった自分、本当嫌いになりそう。



もう、明日出張一発目なのに…私ったら…一時の感情に支配されがち



車からマンションの部屋まで千賀さんがおんぶしてくれていて、
申し訳ない。


お姫様抱っこがよかったなあ私なんてお姫様なんかじゃないけどさ！(え)


でも、やっぱ全然重そうにもしないし嫌そうでもない
千賀さん本当に優しい



リビングのソファーに寝かせてくれた千賀さん。
当の私は完璧に睡眠。まだ22時なのに…！

貴重な出張前の夜なのに！



ーー 葵香ちゃん退場 ーー









規則正しい寝息を立て、酔って寝ているのにお酒の匂いなんて全くしない

少し半開きになっている口を






塞ぐ。



「俺はもう、好きだよ」

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