第六十三楽章 ページ21
「瀬河さん！始球式、女子最速記録ですよ！」
「ええ、そうなんですかっ」
少し手が震えていたのが、甲斐さんに「114でてるよ」と言われながら握手をしてもらって、ボールを受け取って落ち着いた
「このボールもらっていいんですか？」
「もちろんです、ボールとユニフォーム差し上げます」
「わ〜！ありがとうございますっ
本当良い経験になりました、ありがとうございました」
「こちらこそありがとうございました、お疲れ様でした！」
やばい、やばい、
緊張したけど、楽しかったな…
千賀さんが先発ピッチャーでよかった
あ、のんびりもしてられないや
「お！瀬河さんお疲れ」
「ありがとうございます」
「凄かったね、写真たくさん撮ったから送るよ」「あ、俺も撮ったからメールで送るね」
「え〜！本当ですか！嬉しいっありがとうございます！」
色んな方に褒めてもらって、写真も撮ってくれたみたいで本当瀬河テンション上がりまくり…！
みなさん、優しいな〜〜！
そう浮かれてもいられないっ、仕事モードに切り替えないと
・
・
«マジック11が点灯»
千賀さんが今シーズン3度目の完投完封で13勝目をマーク。
得点は、柳田さんの30号によるススリーランホームラン。
最高の勝ち方…っ
明日は出張前最後の休日だけど、寝るのは何時になるかな〜
現段階ではまとまっていない箇条書き状態。
…書きたいことかたくさんある！
ほかの記者の方と同じく、ヒーローインタビューを終えた2選手の話を聞いて
千賀さんに肘を掴まれ、軽く引っ張られ私にしか聞こえないように「今日何時くらいになる？」と聞かれた
「え、あー…大分遅いので先寝ていてください」
私も小声で返すと「わかった」
ぽんぽんと肩を叩かれ私から離れた千賀さんは、すぐに報道陣に囲まれていた
「あお114はびっくりしたんじゃけど」
「私もびっくりですよ〜」
「女子プロいけんやん」
「いやいや、そんなことないですよー柳田さんのグローブのおかげです」
「ほんまー？そんなことないじゃろうけど、そういうことにしてもええで」
「え？はい、じゃあそういことにします」
しばし、会話が噛み合っていないというか…意味が理解できていなかったんだけど…
その後、まさか私に興味を持ったテレビ局に取材された時に柳田さんに言われたことをうまく活用したとか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぶ る ー か(プロフ) - みかんの木さん» ぇぇえ〜！ありがとうございます😭🙇♀️こちらこそ読んでいただきありがとうございます！頑張ります🔥 (2022年3月31日 0時) (
レス) @page50 id: fd8434313d (このIDを非表示/違反報告)
みかんの木 - 面白すぎます。天才です。これからも楽しみにしています…！！！ (2022年3月30日 20時) (レス) @page50 id: d024df346a (このIDを非表示/違反報告)
ぶ る ー か(プロフ) - 虹華さん» いつもありがとうございます🥰 (2021年11月3日 11時) (レス) id: fd8434313d (このIDを非表示/違反報告)
虹華(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも更新楽しみにしてます！ (2021年11月2日 23時) (レス) @page2 id: 8226fbc010 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぶるーか | 作者ホームページ：http://semi.karasu
作成日時：2021年11月2日 17時
