二次元にトリップしたと思ったら (ページ28)

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＜美味しいのに！ページ28

『え、スミョンさんじゃない！？』

あの後、適当な雑談を私がりんごジュースを飲みながら聞いていたら、ジョンミョンという名前が入ってきたので誰ですか？と聞くとスホだよと言われたのでいやだれだよって思い誰ですか？と聞くと空気が固まった

というより、スミョンさんが固まった

…スミョンさんじゃなくて実際はジョンミョン、スホさんだったらしいけど

「君ってほんと、人の名前覚えるの苦手だね」

いつのまにか隣に座っていたドギョンスにそう言われる

「『だって、夢ですし』」

はっ、と思って声の主を見たらすんごいにやついた顔

『ミンソクさん、ハモらせないでくださいよ…』

「え～～？だって、Aが俺らの人生を夢だとか言うもん」

こんなおかしな事態を夢だと思わないのですか？

『もしこれが現実なら、私の存在は何になるんですか…』

ん～～と少し考えてミンソクさんは宇宙人？などという

「えー！やった！俺、ずっと宇宙人に会いたかったんでとぅー！」

『うわっ、びっくりした』

急に大きな声を出したかと思えば
ありがとうヌナ！と言って私に抱きついてくるセフン

ななな、なんでこの夢はこんなにも逆ハーレムなの？

夢、サイコー！

そう思いセフンの体温を楽しんでいると

「こらセフン、A苦しがってんじゃん」

とミンソクさんが

その声であぁ、ごめんヌナと言って腕を解いた

は？

苦しがってませんけど
ミンソクさんの方を見るとニコッと笑われる

なになに？夢の中でも自分らはアイドルだからアイドルにはそんなに近づくなってことかーー！？

そう思いりんごジュースをストローでチューチュー吸ってるとジョンミョンさんに話しかけられる

「Aちゃん、晩御飯の買い出しに行ってくれない？」

そういえば、りんごジュースとストローの時点で、私ミンソクさんにめちゃくちゃ馬鹿にされてるじゃんー！