二次元にトリップしたと思ったら (ページ25)

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＜年上だけど同い年ページ25

『思ったんだけどさ～、タオ』

「ん？」

私のセルカ術も磨かれたことで、ふと我にかえる
タオは私みたいなブスを隣に置かなくても、十分に可愛いから、そんなことしなくても良かったんじゃない？

そう言おうとしたけど、この笑顔を見たら多分純粋に私と写真が撮りたかっただけだ

あ～～なんていい子なんだ～～と思ってタオに抱きつく

「あ！ちょ！お前何してんだよ！」

ほんとおめーはうっせーなデーモン閣下

『抱きつくくらいいいじゃん！夢なんだしぃ～』

「ねぇA、タオ、Aより年上だよ？」

ドキッ

心臓が止まるかと思った、
耳元で急にそう言われ、なにさと言おうとしてタオの顔を見ると

ドキドキドキッ

すごい真剣な顔、というか真顔

もーなに！イケメンだからビックリするじゃん！
そんなイケメンに抱きつける夢ほんと最高じゃん！

そう思ってまたタオの胸に埋まった

周りから赤ちゃんを見ているかのような声で可愛いなぁと言われるけど、絶対みんなバカにしてるよね？あのドギョンスみたいにいい歳してみたいに

あーもー！ドギョンスって結構ムカつくよね！名前は好き！

なんかよくわからない感情が湧き出そうになったのでタオから離れてベクにゲームをしようと言った

さっきもうしないって言っただろ！
ていうかと思いきや、顔を明るくしてコントローラーを渡してきた

もうゲームの準備万端だったのか、って思うとこいつ、可愛いじゃねえか！
と思いその頭を撫でたくなった

ダメだ相手はデーモンだでも夢だよねうん、でもダメなんかダメ

「おい、すっかりビーグルラインだな」

『うわっ』

ゲームスタートを押す瞬間、頭上から声が聞こえた

こんな上から目線、デーモンは隣だし、普通に考えてるうだよな

そう思い顔を上げると

…正解だ

「なんだよルハニヒョン！邪魔しないでよ～」

そうだそうだ！

私も同意っていう瞬間、俺もやると言い出した

『るう、ゲーム出来んの？』

「できるわ！てか、いい加減その呼び方やめろ！お前の夢だがなんだが知らないけど…」

その後もブツブツ何か言ってたけどコントローラーを渡してゲームが始まると静まった

るうも結構子供じゃんか！大人なのに子供！見た目は年下！中身は子供！その名もる…ルパン三世だっけ？