二次元にトリップしたと思ったら (ページ20)

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＜そういう考え？ページ20

「おーい、あいつどこだ…ってあ！いt…いや何してんの」

『あ』

なんで？チート設定じゃないの？と思ってずっと顔を触っていると、デーモンがやってきたあとチャニョル

おいデーモン。なんでお前も引くんだよ。お前のメイクもなかなかだからな？

「え…なんで俺だけそんなに睨まれてんの…？」

『ねえベク。私って可愛い？天使？それともブス？』

目の前の大きな鏡から離れ、ドア付近にいるベクに近寄り、私の顔がちゃんと見えるように、ベクの顔に近づく

ベクの後ろからえって声が聞こえた

「え？なんで？ていうかなんでこんなに近いわけ？つーか、お前さっきのデーモンカッカはなんだよ！」

話を逸らされた

逸らすってことは、そういう事だよね

ちくしょーーー。お前、お前すっぴん晒せとにかくそのアイメイクをとりやがれ

ベクが怒ってるのを無視してジョ。と次の部屋へ向かう

『次はなんていう部屋？もう部屋ないんじゃないの？』

隣で歩くジョ。に少し顔を上げて聞く

身長が高い男は何してもいいと思う。

「…秘密。」

え！？

急にクールキャラになりやがった！
それとも元からクールキャラ？

よくわかんないキャラだな

そんなふうに考えてると、急にジョ。が歩くのをやめた

『え？何』

ジョ。の顔を見ると顎で目の前にある部屋のドアをさした

顎でさすって、どういう事だろう

とにかく開けろって事だよね

なんで？自分両手ガラ空きじゃん
こういうとこでレディーファースト出す？もーダメだなぁ、そういう男は…

ガチャ

ぶわっ

変な空気が入ってたってわけじゃないけど、そのドアを開けた瞬間、この部屋に閉じ込められていた音が溢れ出たように感じた

～♫～♬

…綺麗な歌声…

ほんと、夢なのにいちいち細かいよな。
そう思って歌声の元を探った

『……あ』

音源には、気持ちよさそうに歌う女顔

えーっと名前は…るう？るぅだっけか

ぼーっとその歌声を聴いてると、目があった

あっ

そう思った時にはもう遅く

るうは口角を上げて、

「すっごいブサイクな顔してるよ？」

と言ってきた