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大我side
樹「ねぇ、あの部屋なんだろ？」
樹が指差す方を見ると、さっきまでとは違う場所のような綺麗なドアがあった。
樹「改造した部屋なのかな。気になるね。」
大我「行ってみる？」
俺がそう聞くと樹はドアの方に向かって歩き出した。
樹「開けるよ。」
大我「うん。」
ドアを開けると、廃墟とは思えないほどの綺麗な部屋があった。
そして･･･
大我「寒っ！」
樹「めっちゃ寒いね。」
部屋の中の気温は、まるで冷凍庫。
樹「なんか中にある。」
この部屋には、いくつかのショーケースが並んでいた。
俺たちは、気になってショーケースに近づいた。
大我「え！？」
樹「なにこれ！？」
俺たちは、思いもよらないショーケースの中身に戸惑いを隠せなかった。
大我「人間の手･･･だよね？」
樹「それも10個ぐらいある。」
この部屋には、鑑賞用かのように人間の手が飾られていた。
樹「Chaserって、こういう組織なの？」
大我「悪趣味だね。」
これには、さすがに殺し屋の俺たちでも驚いた。
樹「なんか怖いね。見なかったことにして、早く帰ろ！」
大我「その方が良さそうだね。」
俺たちは少し早足でこの部屋を出ようとした。
樹「きょも･･･」
大我「ん？」
ドアに手を伸ばした時、後ろから樹に呼び止められた。
樹「ねぇ･･･きょも･･･」
振り返ると、手で口を隠して涙目の樹がいた。
大我「どうしたの？！大丈夫？」
樹「この手･･･」
樹は10個ほど並べられた手のうちの1つを指さして言った。
その手は赤いネイルの綺麗な女性の手。
大我「この手が何？」
樹「･･･彼女。」
大我「彼女？」
樹「殺された俺の彼女の手･･･」
大我「え？！ほんとに？！」
北斗『樹、京本、なんかあった？大丈夫？』
大我『北斗！人間の手が並べられてて、その1つが樹の彼女だって樹が言ってるの！』
慎太郎『嘘でしょ！？』
ガチャ
須田「この部屋見ちゃったかー。」
大我「え、須田さん？！」
須田さんが奇妙な笑みを浮かべて部屋に入ってきた。
樹「おい、須田。この手なに？どういうこと？」
須田「まぁまぁ樹くん怒らないでよ〜。笑」
樹「答えろよ須田！」
須田「後で言ってあげるから大人しくしてて。」
ドンッ！！
北斗『樹！京本！』
ジェシー『大丈夫！？』
慎太郎『2人とも返事して！！』
優吾『おい！どうした！？』
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りのの(プロフ) - たなたなたなさん» え🤭嬉しすぎます😍ありがとうございます！ (2023年3月5日 10時) (
レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
たなたなたな - 最後の樹の「殺せるよな、俺なら」でゾクッときました。占ツクの中で1番好きな作品な自信あります。 (2023年3月5日 1時) (レス) @page33 id: bf8d3df001 (このIDを非表示/違反報告)
りのの(プロフ) - ななもちさん» ありがとうございます☺️頑張ります！！！ (2023年3月4日 17時) (レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
ななもち - シーズン２ありがとうございます！いつも楽しく読ませていただいてます。更新これからも頑張ってください！ (2023年3月2日 21時) (レス) @page32 id: 642ec90a16 (このIDを非表示/違反報告)
りのの(プロフ) - たなたなたなさん» ただいまです！いつも優しいコメントありがとうございます！おかげで頑張れます😊 (2023年2月5日 17時) (レス) id: 90278faf3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りのの x他1人 | 作成日時：2022年10月26日 20時
