すとーんずは殺し屋Season2

Episode7 ページ2

北斗side

ガチャン！

北斗「き、京本･･･」

数秒間、俺と京本の目が合った。

大我「何してんの？なんでいんの？」

北斗「えっと･･･」

俺は今、狭い飛行機のトイレの中で京本と2人きり。

なんで俺が飛行機のトイレに京本と2人きりで入ることになったかというと･･･

ーーさかのぼること3時間前ーー

樹「暇だねー。」

慎太郎「ほんとに今日は仕事ないの？」

優吾「なーい。」

ジェシー「この前言ってたデカい仕事は？」

優吾「まだ１ヶ月先だよ。」

今日は仕事がなくて俺たちは暇を持て余してた。

ガチャ！

？「すみませーん！！」

ジェシー「うわっ！」

優吾「あっ、須田さん！急にどうしたんですか？」

須田「依頼があって！」

ジェシー「なんだ依頼か。びっくりさせないでよ〜！」

すごい勢いでバーに入って来たこの人は、須田奏太(すだ そうた)。

須田さんは、Chaser(チェイサー)の組織のメンバーで、よく俺たちSixTONESに殺しの依頼をしてくれる常連さん。

須田「俺たちの仲間だった藤田来未(ふじた くるみ)が裏切ったんだ！俺たちの金を独り占めする気なんだよ！金を持ってアメリカに逃げるつもりらしいんだ。」

樹「アメリカ！？」

須田「うん。藤田がアメリカに着けば、藤田の仲間に金が渡ってしまう。だから藤田がアメリカに着く前に始末しないと。」

ジェシー「いつアメリカに？」

須田「それが今日なんだよ。あと2時間後の飛行機でアメリカに行く。」

優吾「あと2時間後！？」

須田「あぁ。だからその前に殺して、金を取り返してほしい。」

慎太郎「じゃあ早く行かないとヤバいじゃん！」

北斗「俺らが空港に着く頃には、もう飛行機に乗り込んでんじゃねぇの？間に合う？」

須田「そう思って、飛行機のチケットはとった！でも1枚だけしかとれなくて。」

優吾「1枚だけか･･･」

大我「俺行こうか？」

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