15 君の悲しい思い出 ページ15
A「誰かの言う大丈夫だからって、言う言葉は信じないで。 そんなはずないんだから」
kyu「それは、自分のこと?
よくAは言うよね」
A「日本で、色んなことがあったの。事故で多分、私は色んな感情全てを、無くしちゃった状態になって。
息をするのも辛くて、多分、全部怪我のせいなのだけど。その時、思った。
これは私じゃなくて、夢の中の出来事なんだって、きっと、神様がいて本当の私をどこかで守っていてくれてるんだって。
事故にあってから、ずっと不眠症になって、
家族も友達も誰も、私を救ってはくれなかった」
Aの顔が、悲しそうに笑う。
kyu「ひどい事故だったんだね」
A「そんな時にイトゥクオッパの笑顔に、
一目で天使がここにいるんだなって思った。」
ズキッとキュヒョンの心に響く言葉。
kyu「兄さんがそんなに好きなの?
いつもAの視線の先は兄さんだったよね。
なら、受け入れてあげて。
テミナも言ってたよ。
Aが選ぶ相手なら許せるって」
A｢違うの。私の心を支えてくれたのは、
一人の人の歌声だった。
いつも私を支えてくれてて、
一人でも歩けるように元気をもらえた。
その人の声だけが、
私を支えていてくれる光だった」
キュヒョンの手にそっと、自分の手を乗せた。
A「なのに、私はその人に会いたくて、
ここまで来て馬鹿みたいにしか振舞えなくて。
みんなを傷つけてばかりいる、
私が探してるのは、どんなに努力しても、
私の望む私に戻れない。 今の私は私じゃない」
キュヒョンは、驚いた表情をし、
それでもじっと私の話を聞いてくれている。
A「ごめんなさい。まだ言葉で、
上手く説明できないの、自分でも。
ただね、これだけは言わせて。
キュヒョン・オッパ、ここに居てくれてありがとう。生きていてくれてありがとう。
それだけを伝えたくて、
ここまで来た私を許してください」
泣いているAの顔は、
涙でぐしゃぐしゃなのに、
世界で一番綺麗に見えた。
kyu「世界一のパボだよね。
Aって、そんな事のために」
A「ただ、一生、キュヒョン・オッパの声を聴いてられるだけでいい」
kyu｢告白なのか振られてるのか、
Aって複雑すぎ、でも、いつかAの1番に思ってもらえる自信ついたよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月ゆい(プロフ) - マユったんさん» ありがとうございます^ ^ お返事遅くなりました。もう時期、帰ってきますね。唯一無二なキュヒョンの声が、私の支えでした。ずっと、それは変わらないと思います。 (2019年4月4日 7時) (
レス) id: a674f2c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
マユったん(プロフ) - 読み終わった時、心がほっこりして温かくなりました。私も もギュったんを待つあいだ精神的に良い女性になれていたらと思います。楽しませてくれてありがとうございました。 (2018年11月2日 5時) (レス) id: 7aeeb771bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：如月ゆい
| 作成日時：2018年3月7日 1時
