2 大人になってくテミナ ページ2
chm「ついでに10F汚かったら、
リビング掃除してくる」
とチャンミンがユンホを、
引っ張って出て行った。
A「私も掃除しますよ〜」
と、追いかけようとしたら、
後ろから不意に腕を掴まれた。
tae「ヌナ、僕と逢いたくなかった?」
A「そんなことないよ。
今回、すごくテミナが頑張ってるのに、
何もしてあげれなくてCDだって、
リパッケージも買って聴いてるよ。
テミナの声好きだなって、
デビューした頃、
きっとすごい子になるんだろうなと、
思ってたから」
tae「ヌナまで子ども扱いしないで」
テミンの胸が私の顔の目の前にあって
玄関で、私は行き場の失った手を、
どうしたらいいのかと呆然としていた。
テミンの声が、頭の上で聞こえてくる。
tae「本当に逢いたかったのに、
毎日電話したかった。
けど、ヌナの邪魔になるからと思って。
カカオにだけ挨拶入れて、
ヌナの写真、毎日見て過ごしてた」
私の知ってたテミンは、
笑顔が本当にキラキラと輝いてて、
どんなつらいレッスンも耐えて頑張って来た分、人の辛さも解ってやれる強い子なんだなと、
その上辺だけ見てきただけかもしれない。
こんなに傷つきやすい少年から、
一歩大人になろうとしてて、
天使とか、妖精というテミンの名前に、
付けられてた言葉はその言葉通りに、
陽炎みたいにかすんで消えていった。
彼らの歌のルシファー(堕天使)という言葉が
似合う青年に変わっていた。
A「そんな事思ってないよ、
テミナはすごく素敵になったよ。
私なんかの手の届かないくらい」
tae「僕の事好き? 」
A「好きだよ」
tae「ヌナの好きは僕の好きとは違うんだ」
そっとテミンの顔を見上げる。
本当に、いつの間にかこんなに、
大人になってたんだなと驚く私がいた。
tae「ヌナのその表情好き。
初めて会った時もそんな風に、
僕の事を見てたよね」
A「あの時はテミナのダンスに、
見とれてたから。
あのね、テミナの好きは、
私の好きと同じだよ。
年上のお姐さんに憧れてるだけだと思うの。
でもそれが恋じゃないなんて、
私は思ってないよ」
tae「好きの違いはないの?」
A「テミナはこれから、
もっと色んな世界を知っていくんだよ。
それって素敵な事でしょ。
世界は広いんだなって
日本から韓国に来て、
みんなに出会って解った。
私のいた世界はあまりにも狭すぎたんだなって」
tae「僕、どこに行っても、
ヌナの事しか見えないよ。ずっと」
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如月ゆい(プロフ) - マユったんさん» ありがとうございます^ ^ お返事遅くなりました。もう時期、帰ってきますね。唯一無二なキュヒョンの声が、私の支えでした。ずっと、それは変わらないと思います。 (2019年4月4日 7時) (
レス) id: a674f2c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
マユったん(プロフ) - 読み終わった時、心がほっこりして温かくなりました。私も もギュったんを待つあいだ精神的に良い女性になれていたらと思います。楽しませてくれてありがとうございました。 (2018年11月2日 5時) (レス) id: 7aeeb771bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月ゆい
| 作成日時：2018年3月7日 1時
