13 私の時間の過ごし方 ページ13
君の手が、俺の首を抱き寄せて離さなくなった。優しい吐息が、段々甘く早くなる。ずっと、君とこうやって眠りたかった。
久しぶりに、君との時間を過ごす。
夢で見てた君とは、やっぱり、違いすぎて、
そのままずっと、手を繋いでいた。
夜中にふと、目が覚めて横を見たら、
テヒョンが眠っていた。
静かな呼吸に安心して、
じっと寝顔を見ていた。
いくら見ても飽きないし、
だけど、ついつい起こしてみたい気にも、
とらわれる。
右手は繋がれたままなのに、気がついた。
ゆっくりと、指を離していく。
よっぽど疲れているんだなって、
少し悲しくもなった。
起き上がって、水を飲みにキッチンに立つ。
テヒョンに、ペットボトルをと思って、
ベッドサイドに、置いておく。
眠れないから、ベッドの足元にもたれて、
スマホを開く。
イヤホンを刺して、テヒョンの色んな写真を見ながら、テヒョンの歌を聴く。
それは、いつもの私の時間の過ごし方。
今までと変わらない。
違うのは、すぐそばにテヒョンが、
眠っている事。
時々、振り向いて寝顔を確認して、安心する。
いつの間にか、そのまま床で眠っている
Aを見つけた。
tae「風邪引くぞ」
ボソってつぶやいて、ブランケットをかけた。
枕元の水に気がついて、
飲みながらバスルームに向かう。
朝浴びるシャワーは、
目を覚ますのには1番いい。
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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年9月30日 2時