約束をした夜 (ページ6)

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6 時間だけじゃないページ6

minh「テミナ、なんか楽しそうだな」
tam「そうかな？」
横を通り過ぎる時に、リプレイを口ずさむのは、テミンの精神状態が、安定してるのを、みんな、知ってる。

minh「この前、大失恋したって泣いてたくせに」
tam「いつの話だよ」
one「元気なのは良い事だ」
新しい曲の歌詞を読み込むふりをして、
昨日の事を思い出す。

あの店にまた、通えるようになるまで、
1年かかった。
もちろん、レンさんって人の事も聞いた。
その間に、僕の中の思いも消えていった。
君が、選んだのはベッキョン。
悔しいくらいに、似合ってる2人。

また、僕にもそんな人と会えるといいな。
もう、追いかけるような恋はしたくない。
僕は少しだけ、臆病になりすぎてた。

仕事にも慣れてくると、
たまに、1人で飲みに行きたくなる時がある。
だけど、1人で安心出来るって、
確実ではないと、嫌な気がした。

あの店は、そんな、私の気持ちを、
全部吹き飛ばしてくれた。
A2さんと言う存在と、
あのお店の雰囲気はどちらが欠けても、
なりたたない、そんな気がした。
月に1度、自分へのご褒美に、
あのお店に行こうって、そう思った。