約束をした夜 (ページ5)

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5 訪れた幸運ページ5

家に帰って、まだ、自分の出かけてた場所が、どんな場所を意味するのかが解らなかった。私に名刺を渡してくれたのは、職場の上司の方。

いつもよく面倒を見てくれた先輩の旦那様でもある。レコード会社のプロデューサーをしている。
1人で飲みにいけるお店を探していた私に、
いいんじゃないかなと、渡してくれた。

「ただし、このお店の事は秘密で、
予約をしていく事。1人で行く事」

A「そんな厳しいところに？」

「行ってみると解るよ、きっと気にいる」

なのに。私は我儘を通してしまったんだなと、
気がついた。
そこには、猫みたいな不思議な人がいた。
つかみどころのない人のような気がした。
しかも、EXO SHHNee の、常連らしい
あの会話の感じでは。
私は大変な所に足を踏み入れたような気がした。

出されたお酒も美味しかった。
シャンパンは、奢りになっていたけれど。
値段もそこそこはしたけど、
それだけの価値はある空間だった。

しがないOLのお給料では、
月に1度行けたらいいかなと言う感じ。
でも。私の願ってた通りのお店だから、
紹介してくれた方にお礼のメールをした。