約束をした夜 (ページ19)

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19 2人の共通点ページ19

dio「Aちゃん、
ビリヤードやらない？」
ギョンスが、声をかける。
A「上手くはないけど」

ベッキョンが、カウンターを見かねていたのを、見てたギョンスが誘った。

dio「あれじゃ、進むのも進まない」
ch「何、何のこと？」
dio「ニョルはいいから」

カードを眺めていた。
俺はどちらなんだろうな。

カウンターから、
離れようとはしなかったのは、
テミンも同じだった。
何杯目かを、ただ静かに飲んでいた。

xiu「ヒョン強すぎ」
tam「テミナが弱いんだ」

カイが、テミンを心配して、近寄る。
kai「テミナ酔った？」
tam「平気」

ビリヤードが、したかった訳じゃなかった。
あの雰囲気に飲まれてるのが、怖かっただけ。
何かを押し付けられてる感じで、
つぶれそうだった。

be「あのさ、Aちゃん」
A「はい」
be「大変だけど、」
A「はい？」

be「Aちゃん、自分で解ってるだろ？」

ベッキョンの言葉に、何となくだけど解った。

2人から、告白された訳ではない。
だけど、好意は2人ともに、持ってる。
タイプの違いすぎる2人だけど、
共通点はあった。

2人とも、悲しそうな目をしてる。
私には、持ちきれないような孤独感。