11 少しだけ緊張してる ページ11
tae「半分、ほんと」
A「良かった。背負えないから」
tae「もう、着くの? 」
A「うん、そこのアパートなの」
部屋に入ると、テテが走ってきた。
A「ただいま、テテ」
テヒョンは、危なかしげに猫を抱き上げた。
tae「チビテテか」
A「ここに引っ越してから、飼い始めたの」
Aの部屋の中は、相変わらずシンプルで、
スッキリしてた。
A「喉乾かない? 」
tae「うん 、いらない」
A「なんか買ってこようかな」
tae「いらない」
A「汗かいたから、先にシャワー浴びる? 」
「tae「うん、暑い」
さっきから、単語しか喋らないテヒョン。
緊張してる時のテヒョンの癖。
あっ、着替えがないんだった。
のを思い出した。バスタオルだけを、
バスルーム前に置いて、コンビニに向かった。
Tシャツにお泊まりセット一式と、
朝用のハムとレタスと、
チューハイを2本買った。部屋に入ったら、
もうお風呂から、出てきたテヒョンが、いた。
A「はい、これ、買ってきたから、着て」
って、渡したら、
tae「呼んだらいなかったから、ビックリした」
って、引き寄せられた。
私の王子様は、こんなに淋しがりやだったっけ?
ポンポンって、背中を叩く。
A「風邪引くから」
ドライヤーで、テヒョンの茶髪を乾かす。
最近はあまり、染めてないのか、
柔らかい髪に戻ってきてた。
A「はい、乾いた、
疲れてるなら横になってて」
テヒョンは、
私を抱きしめたままで離さない。
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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年8月13日 0時