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10 1年過ぎても変わらない ページ10

練習生でなくなったら、私とメンバーとの接点は無くなるけど、ユンギとの関係は変わりようがない。



1年して、私も幾つか普通に恋をして、
だけど、やっぱり、本当の恋には至らなかった。あんな時間を過ごしたあとには、
どんな恋も色褪せる。


就職も決まってた。
BTSの人気はどんどんすごくなる。
ユンギの元気のない顔を見て解る。
他のメンバーにも、
何かが起こってるんじゃないかなって。

スマホの中のホソクの番号。
かける事なんてないと思っていた番号。

出ないから切ろうと思った。

ho「もしもし 」
A「ホソク兄? 」
ho「Aか? 」
A「久しぶりだね」
ho「どうした? 」
A「ユンギ兄の顔が、
なんか元気無さそうだから、気になった」

ho「最近は疲れてるからな」
A「だよね」
ho「今、どこ? 」
A「事務所の近く」
ho「そこにいろ、迎えに行くから」
A「えっ」

もう、電話は切れてた。


しばらくして、目の前に車が止まり、
ホソクが手を振ってた。

ho「乗って」
A「うん」
ho「みんな、もう帰ってるから」
A「そうだ、ちょっとコンビニに寄って、
飲み物とか買ってくる」

美味しいケーキ屋さんの隣のコンビニ。
ho「えらい買ったな」
A「うん、みんなに渡して」
ho「Aも帰ろう」
A「どこに? 」
ho「宿舎 みんなに元気分けてやれ」

11 みんなと同じように思えるように→←9 ユンギからの卒業



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作者名:如月ゆい | 作成日時:2017年7月29日 1時

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