I miss you (ページ9)

今日:8 hit、昨日:7 hit、合計:12,806 hit

9 ユンギからの卒業ページ9

長く通った練習室。怪我して泣いたり、上手く踊れなくて叱られて泣いたり、みんなのデビューが決まって嬉しくて泣いたり、色んな涙が貯金されてる場所。私の想いを、知ってる練習室。

朝早く来て、拭き掃除をする。
誰もいない練習室。助走をつけての捻り。
群舞ダンスに憧れてた。
ほんと、男の子なら良かったな。

事務所に、退所届けを出した。
やめていく人も多いけど、残念ねって、
受付の人に言われた。

明日から、大学だけに集中していこう。

練習しに行ったら、Aがやめたって、
他の練習生から教えられた。
ユンギを見たけど、何も言わない。
ここに、君がいないのが、
こんなにつまらないなんて。

jok「ヒョン、A、やめたって」

何日かして、ジョングクが、聞いてきた。
yu「やりたい事、探したいってさ」
jin「仕方ないよね」
jok「つまらない」
jin「待っててやろうよ」

私が選んだダンスの世界、
なのにそこにもユンギがいた。
私が夢見る場所にはいつもユンギがいた。

離れないといけないのに、
心はいつもユンギだけを見ていた。
ホソクとジョングクに会ってから、
優しい人だと強さを持った、
ダイヤモンドみたいな人なんだと、
こんな人がいるんだって知って嬉しかった。

好きになってく自分にも気付いた。
誰かを好きになるって事は、
それは、ユンギからの、
卒業なんだと解ってはいた。